ヘッドホンモードになる網膜投影ディスプレイ Glyph が出資受付中、1台499ドル
Glyph はDLPプロジェクタと同じMEMSマイクロミラーアレイを使い、LED光源からの光を目に投影する「仮想網膜ディスプレイ」。視界を覆ういかにもなヘッドマウントディスプレイ型から、ディスプレイ部をはね上げて大型のヘッドホンのように装着できるデザインも売りのひとつです。
ヘッドマウントディスプレイとしての主な仕様は、
ディスプレイ部が解像度 1280 x 720 HD x2 (両目分、3D対応)、視野角 水平45度 「2.5m先に80インチ画面相当」(HMDの視野角表記は、メーカーにより対角だったり水平だったりすることに注意)、コントラスト比 1000:1以上、リフレッシュレート120Hz。
ほか左右ヘッドホン (20 - 20000Hz, 115dB)、内蔵マイク、9軸ヘッドトラッキング(Bluetooth または有線接続)、HDMI入力端子、3.5mmヘッドセットポート、給電用マイクロUSBなど。本体重量は約16オンス (約450g)。
メーカー Avegant では、小さな液晶や有機ELディスプレイに映った映像を拡大して覗く方式に対して、「網膜を直接スクリーンとして像を結ぶ」網膜投影方式により、より鮮明で目に与える負担が少ない、見やすいディスプレイを実現するとうたいます。
米国時間の1月22日から始まった Kickstarter キャンペーンでは、出資 499ドルで本体色や側面LEDリングの色、HDMIケーブルの色をカスタマイズできる Glyph Beta Special Kickstarter Edition が先着500口ですでに売切れ。同じ499ドルで、本体色を白 / 黒 / 青から選べる Glyph Beta コースならばまだ受け付けています。ベータ版の発送は2014年12月が目標。米国外へは+50ドルの送料がかかります。(Glyph 本体が見返りではない少額の応援コースもあります)。
あくまで Kickstarter での「製品化資金調達&成功したら見返り」なので、商品として必ず手に入る予約ではない点には注意が必要です。また、仮に成功したとして、届くのはベータ版。来年以降に予定している市販版とはデザインも仕様も変わる見込みです。
ポジティブな材料としては、Glyph はすでにコンセプトではなく試作品を何世代か完成させ改良を続けていること、Kickstarter 入りの前に多額の出資を取り付けていること、プロジェクトにGo が出るか請求なしでキャンセルするかを決める調達目標25万ドルに対して、キャンペーン開始一日目で大きく超過する35万ドル以上の出資希望者を集めていることなどがありますが、量産までが滞りなく進むかどうか、商品化できたとして2014年12月の目標納期を守れるかどうかに保証はありません。
Kickstarter での資金調達キャンペーンは2月21日まで実施予定。
