本革シートとダークレッドのアクセントが上質感を演出

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専用の意匠で高級感アップ−最上級モデルの仕様とは?

 2026年5月現在、国内SUV市場では電動化モデルへの関心がさらに高まりを見せています。

 各メーカーが環境性能や先進装備を強化した新型SUVを投入するなか、長年にわたって安定した人気を維持している1台がトヨタ「ハリアー」です。

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 都会的なデザインと上質な乗り味を特徴とするハリアーは、現行モデル登場から時間が経った現在でも高い支持を集めています。

 1997年に初代モデルが誕生したハリアーは、それまでのSUVとは異なる高級感重視の路線で注目を集めました。

 悪路走破性だけでなく、街中で映えるスタイリングや快適性を重視したことで、多くのユーザーに受け入れられてきました。

 現行の4代目モデルは2020年にフルモデルチェンジされており、登場からすでに6年が経過していますが、その人気は衰えていません。

 実際、「乗用車ブランド通称名別順位 2026年4月分(新車販売台数ランキング、軽自動車を除く)」では3911台を登録して19位にランクインするなど、今なお高い存在感を示しています。

 直近では、2025年6月には改良も実施され、従来設定されていたエントリーグレード「S」が廃止されました。

 現在は「G」と「Z」の2グレード構成となり、装備差も以前より縮小しています。また、Gグレードにも新たにPHEVモデルが追加され、選択肢の幅が広がりました。

 さらに同時期には、ブラックを基調とした専用装備を採用する特別仕様車「Z“Leather Package・Night Shade”」と「Z“Night Shade”」も登場しています。精悍な雰囲気をより強めた仕様として注目を集めています。

 そんなハリアーのなかで、最も高価なモデルとして設定されているのが「Z(PHEV E-Four)」です。

 ボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmで他グレードと共通ですが、専用装備によって雰囲気は大きく異なります。

 ブラックメタリック塗装のフロントアッパーグリルや艶ありブラックのリアバンパーロア、リアルーフスポイラーなどが採用され、高級感とスポーティさを両立したデザインとなっています。

 さらに、切削光輝+ダークグレーメタリック塗装の19インチアルミホイールが装着され、足元にも存在感があります。

 ボディカラーは全4色が用意されており、PHEVモデルでは3色から選択可能です。インテリアでは、本革シートにダークレッドのステッチを組み合わせることで、落ち着いた高級感を演出しています。

 この本革シートはZグレードのPHEVモデルと特別仕様車のみで選択できる仕様となっており、上級モデルらしい特別感があります。

 装備面も非常に充実しています。ステアリングヒーターや前席シートヒーターは全車標準装備となり、快適性が向上しました。

 さらにZ(PHEV)では、運転席8ウェイパワーシート、助手席4ウェイパワーシート、後席シートヒーターを採用。デジタルキーや「おくだけ充電」といった利便性の高い機能も搭載されています。

 また、ラゲッジスペースにはPHEV専用のAC100Vアクセサリーコンセントも設置されています。

 アウトドアシーンでの活用はもちろん、災害時など非常時の電源としても使用できるため、実用性の高さも特徴です。

 安全装備についても抜かりはありません。最新の「トヨタセーフティセンス」を採用し、プリクラッシュセーフティの検知範囲が拡大されたほか、車線逸脱抑制機能付きレーンディパーチャーアラートも追加されています。

 さらにZグレードには、全周囲を確認できる「パノラミックビューモニター」や、後方歩行者検知機能付き「パーキングサポートブレーキ」も標準装備され、安全性能がより高められています。

 パワーユニットは2.5リッター直列4気筒エンジン(最高出力177馬力、最大トルク219Nm)に前後モーターとバッテリーを組み合わせたPHEVシステムです。

 駆動方式には電気式4WD「E-Four」を採用し、WLTCモードで20.5km/Lの燃費性能を実現しています。

 普段の街乗りではEV走行による静かで滑らかな走りを楽しめる一方、長距離移動ではハイブリッド車として安定した性能を発揮します。

 なお、価格(消費税込み)は626万100円で、エントリーモデルの「G(ガソリン車・2WD)」の371万2900円と比較すると、約250万円高価な設定となっています。

 しかし、その価格差に見合うだけの装備や快適性、安全性能が充実しており、まさにハリアーの頂点にふさわしいモデルといえるでしょう。