「不運はすべて自分が引き受ける」大会直前に全治8週間の大怪我…宿舎を去る韓国代表DFが見せた“涙のチーム精神”【北中米W杯】

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ワールドカップだけを見据えてプレーした。誰よりも切実で、誰よりも激しく準備してきた。しかし、北中米の舞台に立つ夢は予期せぬ怪我で断たれることになった。代表の宿舎を離れる瞬間、彼はついに涙を隠しきれなかった。

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韓国サッカー協会は6月2日、韓国代表の公式動画コンテンツ「インサイドカム」を通じて、米ユタ州ソルトレイクシティの事前キャンプ地を離れるチョ・ユミン(シャールジャFC)の最後の姿を公開した。

北中米ワールドカップに出場する韓国代表の最終エントリー26人に含まれていたチョ・ユミンは、怪我によって代表を離脱することになった。

ホン・ミョンボ監督体制で一貫して信頼されてきたチョ・ユミンは、今回の北中米ワールドカップでも守備の要と評価されていた。事前キャンプでも安定したコンディションを維持し、本大会に向けて準備を進めていた。しかし、たった一つの場面がすべての計画を変えてしまった。

チョ・ユミン(写真提供=韓国サッカー協会)

チョ・ユミンは5月31日(日本時間)に行われたトリニダード・トバゴとの親善試合の途中で突然倒れた。相手の攻撃を阻止する過程で右足に異変を感じた。激しい衝突はなかった。ボールを先にクリアした後、自らベンチに向かって交代の合図を送り、そのままピッチに座り込んだ。

状況は深刻だった。チョ・ユミンはスタッフの背におぶわれてピッチを後にし、パク・ジンソプ(浙江FC)が代わりに投入された。

その後行われた精密検査の結果、右足底筋膜の部分断裂が発覚。全治8週間と診断され、ワールドカップ出場不可が確定した。

トリニダード・トバゴ戦で負傷交代するチョ・ユミン(写真提供=韓国サッカー協会)

チーム内の雰囲気も大きく揺れた。公開された動画の中のチョ・ユミンは、松葉杖をついて宿舎のロビーに降りると、チームメイトと最後の挨拶を交わした。ホン・ミョンボ監督やコーチングスタッフとも挨拶を交わし、選手たちとは長い抱擁で別れを惜しんだ。

最後まで淡々と振る舞おうとしたが、込み上げる感情を隠しきれなかった。チョ・ユミンは笑顔を見せようとしたが、目頭を熱くして涙を流した。選手たちも沈痛な表情でチョ・ユミンを抱きしめ、慰めの言葉をかけた。

仲間たちはホテルの外まで一緒に見送りに出て、チョ・ユミンが乗る車が走り去る瞬間まで手を振って見送った。

チョ・ユミンは最後の最後まで、チームのことを心配していた。

チョ・ユミンは「今回のワールドカップは本当に後悔のないよう準備しようと努力したが、悔しさが残る。チームの力になりたかったのに、それができなくて申し訳ない」とし、「チームに訪れる不運は私がすべて引き受けて韓国に帰る。選手たちは怪我をせず、ワールドカップで良い結果を残してほしい」と、仲間への本心を伝えた。

そして、「最後まで一緒に準備する気持ちで応援する。必要なことがあればいつでも連絡してほしい」と付け加えていた。

(記事提供=OSEN)