「誰でもいい」んだ…


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ある日にやってきた嵐のような出会い。

バイトと勉強だけの平凡な毎日が、彼によって色付いて…。

奨学金で大学に通い、勉強とバイトに明け暮れる毎日を送っていた卯野みつばは、芸術専攻の満谷怜と「研究室の掃除をする代わりに、コンビニで好きなだけ買っていい」という雇用関係を結ぶことになります。

怜を始めとする芸専の学生たちはそれぞれ自分の世界観を持ち、みつばとは住む世界の違う人。その中で生きる怜は単なる雇い主なのに、みつばは彼の一言に一喜一憂してしまい…。

「彼にとって『特別』な存在になりたい」

満たされぬ思いと向き合う若者たちの青春群像劇をお送りします。

※本記事はおむ・ザ・ライス著の書籍『嵐に舞うプシュケ2』から一部抜粋・編集しました。

嬉しくてグイグイいってしまった…


私だから?なんて


そんなことありもしないのに


浮かれてるな…


夢の中みたい


後ろ向いて


後ろ…


…正面じゃないんだ


背すじピンとできる?


きつかったら言ってね


誰でもよかったじゃないか


何でこんながっかり?


「誰でもいい」からだ


一体私は何を勘違い…


求められてるのは単なる「モデル」


著=おむ・ザ・ライス/『嵐に舞うプシュケ2』