決勝の相手オーストラリアについて大いに語ったニールセン監督。(C)Getty Images

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 オーストラリアで開催されている女子アジアカップで、決勝のカードが決まった。準決勝で中国を2−1で下したオーストラリアと、韓国に4−1で快勝した日本が、現地3月21日に相まみえる。

 なでしこジャパンを率いるニルス・ニールセン監督が、韓国戦後に“マチルダス”(オーストラリア女子代表の愛称)について大いに語った。地元メディア『Paramount+ Australia』が伝えている。

 54歳のデンマーク人指揮官は、「もし私がオーストラリア出身なら、私もマチルダスを応援するだろう」とコメント。ホスト国への敬意を示した。マチルダスに関しては「ここで本当に素晴らしい活躍をしてきた。彼女たちは本当に素晴らしいチームで、立ちはだかるどんな困難にも適応してきた。それは決して順風満帆な道のりではなかった」と、その戦いぶりを称賛した。

 また、チームを率いるジョー・モンテムロ監督にも言及し、「彼女たちには素晴らしい監督がいる」と述べる。メディアに対して「彼に対して手加減してほしい」とリクエスト。「彼はここに来て、まだそれほど長くないのに、すでに多くの素晴らしい変革をもたらしている」と付け加える。

 選手の個人名も挙げて、その能力を高く評価した。FWのサム・カーを「信じられないほど良いプレーをする。ワオ、彼女は今もなお力強く、世界最高のストライカーの一人であり続けている。そして、それを何度も何度も証明している」と絶賛。DFのエリー・カーペンターについては「彼女はマシンのようだ。つまり、サイボーグなのだ。ただひたすら走ることができる」とその驚異的な運動量に感服する。
 
 なかでも、特に思い入れのある選手が、DFのアランナ・ケネディだ。「私にとって一番のお気に入りは、アランナ・ケネディがこの大会で収めている成功を見ることだ。それがとても嬉しい」と話し、理由を次のように説明した。

「なぜなら、私は彼女に最高の未来が訪れることを心から願っているからだ。彼女がマン・シティを去ってから、決して簡単な道のりではなかった。そしてそれは、私にとっては賛成できないことだった。私は当時、マン・シティで働いていたので、彼女なら私の言いたいことが分かるだろう」

 インタビュアーから「我々を油断させようとしているのでは?」と冗談めかして問われると、「ああ、そうだ、それが私の狙いだ」と応じつつ、「これほどの観衆の前でプレーするのだから。もちろん、オーストラリアが決勝の大本命、圧倒的な本命だ」とし、ホスト国のアドバンテージを強調した。

 これに対し、インタビュアーが「あなたのチームはとても素晴らしかった。まさに夢の決勝戦だ」と返すと、ニールセン監督は「しかし、オーストラリアもそうだった。ただ、やり方が違うだけだ」と見解を示す。続けて「サッカーは多くのやり方でプレーできる。オーストラリアは素晴らしくやってのけた。そして私たちもまずまずのプレーをしたが、もっと良くなる」と胸を張る。

 多くの観衆がスタジアムに詰めかけるであろう日本とオーストラリアのファイナル。日本が勝てば2大会ぶり3度目の優勝、オーストラリアが勝てば4大会ぶり2度目の栄冠だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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