「悪口を言っているのは分かる」“日本代表10番”が海外での苦悩、差別的行為を告白「パスが来ない」「試合に負けたら俺のせい」
10代でガンバ大阪からフローニンヘンへ移籍した若武者は、いきなり壁にぶち当たる。
「開幕戦でスタメンで使ってもらったんですけど、うちのおとんとおかんも来てくれて、全然(ダメ)だった記憶がありますね。60分で代えられたんかな。ちょっと雲行きが怪しいな、みたいな」
「理不尽な世界で。彼ら(チームメイト)はオランダ語でしゃべるじゃないですか。オランダ語は分からなくても、僕の悪口を言ってるのは分かるんですよ。僕に大金を払ったことはオランダ国内でニュースになってましたし、フローニンヘンは予算が多いクラブではないので」
ピッチ内外での苦悩。いまの堂安からは想像もつかないような言葉がこぼれた。
「淋しかったです。最初の半年はプレーもうまくいかない。いわゆる人種差別的なところにもぶつかる、食事も違う、言語も違う。ひとりになったときはつらかったですね。オフの前の日はソファで寝るんですよ。ベッドに入ると、すごい考えちゃって、“淋しい”ってなっちゃうから」
その苦境からどう抜け出せたのか。まずは、チームとのコミュニケーションから始めたという。
「食事中は、自分が食べ終わってるのに、みんなが食べ終わるまで帰らないで、しゃべったりとか。食事に誘われたら、絶対に行くとか。自分の人生のためにやるしかないんで」
チームメイトとバーに行き、盛り上がると、「次の日、パスが来るようになった」そうだ。
そうした取り組みが実を結び、苦しんだ前半戦が嘘のように、後半戦は躍動。チームの年間MVPに選出される活躍を見せたのだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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