原付免許を最速で取得する方法は?受験費用や場所、学科試験の問題などを解説
原付バイクとは
原付の正式名称は「原動機付自転車」で、「スクーター」や「原チャリ」とも呼ばれます。
排気量が50cc以下の自動二輪車のことを指し、定格出力が0.6kW以下の電動アシストバイクも分類されます。原付は公道を走行する際の法定速度が30km/hで、高速道路は走行できません。
こうした制限のない51cc以上のバイクに乗りたいのであれば原付免許ではなく、「小型自動二輪」または「普通自動二輪」の免許を取得しましょう。
原付免許を最短一日で取れる場所は?
運転免許試験場や運転免許センターで直接試験を受ける場合、原付免許を最短一日で取得できる可能性があります。
原付免許・小型免許の試験の流れは、まず学科試験を受け、その点数が合格点に達していればその後原付講習に参加し、その上で免許証が交付されるというものです。
場所によって違いはあるかもしれませんが、早ければその日のうちの昼過ぎ、遅くても夕方ごろには免許が交付されます。
指定自動車教習所で原付講習を受講した後に、運転免許試験場や運転免許センターで学科試験を受験する方法があります。この方法で学科試験に合格した場合は合格後の原付講習が免除されますが、学科試験の前日に原付講習を受けなければらないので最短でも二日かかることから、一日取得は不可能です。
■自動車教習所で原付免許の取得は可能?
自動車教習で原付免許を取得することはできません。上述の通り指定自動車教習所で原付講習を受講することはできても、学科試験を試験会場で受験しなければならないからです。
ちなみに、原付講習の受講料は指定自動車教習所と試験会場のどちらで受講しても4,500円になります。
原付免許取得に必要な過程を1日でまとめてパスできることを優先すると、免許センター等で直接試験を受けたほうが効率的とも言えるでしょう。
原付免許の取得費用と条件
■取得するための条件
原付免許は以下の条件を満たしていれば取得できます。
年齢が16歳以上 90db(デシベル)の音を10m離れていても聞き取れる 色の判断(赤・青・黄の区別)ができる 身体機能障害がない 必要視力は両眼で0.5以上(メガネなど着用OK) 片眼が見えない場合、他眼の視野が左右150度以上で視力0.5以上視力の項目に関しては、眼鏡やコンタクトといった視力補正器具の着用が認められています。そのため、裸眼での視力が悪くても取得することができます。
■原付免許の取得費用
原付免許の取得にかかる費用は合計8,050円で、内訳は下記表のとおりです。
受験料 1,500円 交付手数料 2,050円 原付技能講習受講料 4,500円 合計 8,050円原付免許取得までの一日の流れ
原付の運転免許証は、住民票に記載されている都道府県の運転免許センターにて取得します。
試験場内での流れは以下のとおりです。
試験場内の申請書に記入 所定の金額の印紙を購入して受付に並ぶ 適性検査(視力聴力などの検査)視力が低い方はメガネなどを忘れると合格できないので注意しましょう。 学科試験(適性検査合格後)
30分間で46問+危険予測2問です。50点中45点以上で合格となります。 合格発表
不合格の場合はその後の手続きを説明され、終了です。
学科試験の内容については記事末で説明しています。
学科試験に合格した場合、原付技能講習、取得時講習の順で受講します。2~3時間の実技講習を受けたあと、ビデオ講習を受けることになります。
■学科試験の受付時間
受付時間は都道府県ごとに異なるため、お住まいの地域にある運転免許試験場のウェブサイト等で確認することをおすすめします。
また、平日と休日で受付時間が変わったり、試験自体が実施されていない場合があります。
試験場に当日に持参するもの
原付免許を取得するための事前準備から当日取得するまでの流れを解説します。
なお、住民票に記載された住所以外の都道府県では受験できないので注意してください。
■試験の持ち物一覧
まず、免許の取得には以下のものが必要になります。必ず事前に準備しておきましょう。
住民票の写し(コピーNG)役所で発行できます。費用は自治体によって変化しますが、300円ほどです。カードタイプの住民票もあるので、役所の機械を使えば待ち時間も短縮できて便利です。 印鑑 証明写真(6ヶ月以内に撮影したものでサイズは縦3.0cm横2.4cm)
試験場で無料で撮影できますが、持ち込みも可能です。前髪が目にかからないなどの条件があるので注意しましょう。 免許の取得に必要な現金
(都道府県によって費用は多少異なるので、各運転免許センターで確認してください) 筆記用具 必要に応じて眼鏡・コンタクトなど
■受験当日は服装にも注意!
原付技能講習を受けるためには、原付を運転できる格好であることが必須。以下の条件は満たしておきましょう。
長袖・長ズボン スニーカーなどの靴(サンダルやハイヒールは不可)ヘルメットは試験場側が用意してくれるので不要です。
免許を更新するタイミング
運転免許には有効期間があります。免許証の表面に、目立つように「平成○年△月×日まで有効」と記載されています。
その期日までに更新をしないと、免許証が失効するので注意が必要です。
運転免許の更新期間は、免許取得日または最終更新日から3年目の誕生日前後2ヶ月間。ゴールド免許になると有効期限が3年から5年に延長されます。
■更新期間の一週間前に「更新通知書」が届く
免許の更新期間が始まる1週間ほど前に、地域の公安委員会から「更新通知書」というハガキが送られてきます。
更新通知書は免許証に記載されている住所に送付されるので、引越しと重なった場合などは手元に届かない場合もあります。なお、更新通知書がなくても更新手続きは可能です。
■更新にかかる費用
更新にかかる費用は地域によって異なりますが、東京都では以下のような金額になります。
講習区分 費用 優良運転者講習 3,100円 一般運転者講習 3,450円 違反運転者講習 4,000円 初回運転者講習 4,000円初めて免許を更新する際は必ず「初回運転者講習」を受講することになり、受講には4,000円かかります。詳しくは免許更新時に郵送される「更新通知書」に記載されています。
基本的に更新のみの場合は「免許証」「更新通知書(はがき)」の2つがあれば手続きできます。
学科試験の難易度は?合格率は50%
原付免許の試験は簡単だと思われがちですが、実際の合格率は50%程度。2人に1人の割合で落ちる人がいるということになります。これは試験問題が難しいわけではなく、原付による事故が増加したことで合格基準が厳しくなったことが原因のようです。
また、「原付の免許試験は簡単」という意識が強いことから、ろくに勉強をしないまま試験に臨む人が多いことも理由のひとつだと言われています。
■試験内容は一般常識の範囲!ノー勉では難しい
出題内容は、原付に乗る際のマナーに関することや道路標識についてといった一般常識的なものなのですが、無勉強で合格できる内容ではありません。しかし、対策をきちんとしておけば受かる確率の方が高いです。
原付免許の学科試験問題の内容
原付の試験は○×の2択問題でマークシート形式で行われます。問題数は文章問題46問+イラスト問題2問の計48問です。
■試験の制限時間は30分!効率的な回答を
試験問題を解答するために与えられる時間は30分間です。この時間内に48問を解かなければならず、時間を有効に使うことが重要になります。
分からない問題でつまずいて時間をかけてしまうと、その後の分かる問題に使う時間が少なくなります。問題を最後まで読み、分からないと思ったら飛ばして次の問題に進む事が何よりのコツといえるでしょう。一通りの問題を解き終わった後で、飛ばした問題に戻ったほうが有効に時間を使えます。
難しく感じる問題は記述されている状況を思い浮かべ、安全であるかどうかを考えれば分かりやすいので、時間が迫っていることを焦らずに「落ち着いて考える」ことを心がけてください。
■試験問題にありがちなパターン
原付免許の試験問題には、実は「パターン」というものがあります。
出題される問題は、その元となる問題を少しひねったりして変化を加えているだけ。いわゆる「ひっかけ問題」と呼ばれるものです。なので、その典型王道パターンさえ把握しておけば、大半の問題は分かります。
■参考書の選び方と効果的な勉強方法
学科試験の問題集を選ぶ時は、問題パターンが多いものがベスト。ひっかけ問題の考え方も載っていると理想です。
いきなり参考書に書込むのではなく、別の紙を用意して参考書は繰り返し使えるようにすると効果的です。答え合せと同時に解答欄の解説部分も読み、なぜその答えになるのかを理解しましょう。
自信がついたら問題集に直接書込みながら解答し、当日に向けてラストスパートをかけてください。
