若手・理系女性の雇用促す「学長裁量ポスト」貸し出しの仕組み
国立大学は近年、運営費交付金の削減を背景に、定年など退職教員の補充を遅らせたり、組織再編で部局を縮小させたりし、浮かせた教員ポストを学長裁量で活用する例が増えている。任期のない貴重なポストを、重点分野の強化に向けた教員採用などに活用するのが狙いだ。埼玉大はこのポストを一つの部局に固定させず、多様性向上に向けた採用計画を持つ部局に、2年間限定で貸し出す。
この形で4月に理系女性教員2人を、分子生物学と情報システムで採用、さらに2人の採用枠の活用を呼びかけている。若手は分野に制限がなく、10月に2人採用する予定だ。
埼玉大は全学予算のうち人件費が支出の7割弱と高めで、教員の削減を進めてきた。一方、年10人程度の定年退職教員の枠などを使い、10数ポストを部局の采配から学長裁量ポストに変えている。
<関連記事>
[https://www.nikkan.co.jp/jm/nagaokaut{国立大が生き残っていくための「卓越」という選択}]
