ママ友が買い物中「もうすぐ2時間だから」と、駐輪場へ行き「自転車を出庫→また駐輪」しててビックリ! 私は「200円くらい払えばいいのに」と思いましたが、ルール的に問題ないのでしょうか…?
節約ではなく「規約違反」! 停め直しの法的なリスク
駐輪場の「最初の2時間無料」というサービスは、施設を利用するお客への一時的な優遇措置として設けられています。無料時間が切れる直前に自転車をいったん出し、すぐさま同じ駐輪場に停め直して無料時間をリセットする行為は、「無料時間のループ駐輪」などと呼ばれることがあります。
これを、警察がすぐに「詐欺罪」や「業務妨害罪」として逮捕するかといえば、被害金額が少額であるため刑事事件に発展するケースはほとんどないでしょう。しかし、法的な処罰がないからといって許される行為ではありません。
駐輪場は私有地であり、利用者は管理会社が定めた「利用規約」に従う義務があります。無料時間のリセットだけを目的とした停め直しは、管理者の意図に反する規約違反にあたります。
監視カメラは記録している! 「高額な違約金」の落とし穴
「バレなければ大丈夫」と思っているとしたら、注意が必要です。近年、駐輪場の精算機や防犯カメラの性能は向上しています。同じ自転車が不自然な間隔で出し入れされている履歴は、システム上で検知される仕組みです。
そのため、最近の駐輪場の看板には「無料時間延長を目的とした再入庫は禁止します。発見した場合は正規料金および違約金〇万円を請求します」といった警告文が記載されていることがあります。
管理会社から悪質と判断された場合、数百円をケチった代償として、数千円から数万円という違約金の請求書が自宅に届く可能性があります。
トラブルに巻き込まれないために! ママ友への上手な伝え方
一緒にいるときにママ友が停め直しをしていると、あなた自身も気まずい思いをすることになります。
直接「犯罪だからやめて!」と指摘すると関係が気まずくなりかねないため、「最近の駐輪場ってカメラで出し入れの履歴を管理していて、停め直しすると違約金を取られるらしいよ」と、世間話のトーンでさりげなく伝えるのがよいでしょう。
それでも変わらない場合は、一緒に買い物に行く際は現地集合にして駐輪のタイミングをずらすなど、状況に応じて対処するのが無難です。
まとめ
駐輪場の「2時間無料」を停め直しで延長する行為は、施設のルールに反する規約違反であり、監視システムで発覚した場合には高額な違約金を請求されるリスクがあります。
数百円の利用料は、安全で快適に買い物をするための「場所代」です。ママ友のグレーな行動に巻き込まれないよう、正しい知識を持って冷静に対処してください。
執筆者 : 高橋祐太
2級ファイナンシャルプランナー技能士
