土木工事などを手がける鹿児島県出水市の「福井組」が、4月30日で事業を停止し、5月1日付で破産申請の準備に入ったことがわかりました。

負債総額は約4億2400万円とみられています 。

官公庁発注案件に受注基盤 ピーク時には約7億3200万円の売上高を計上

東京商工リサーチ鹿児島支店によりますと「福井組」は1954年3月に設立されました。

阿久根市など官公庁の発注案件を基盤に、土木工事を中心に、とび・土工工事や舗装工事など幅広い案件に対応していました。

長年にわたる業歴から、地元では有力業者の1社として評価され、ピークとなる1999年2月期には約7億3200万円の売上高を計上していたということです。

多額の保証債務負担や公共工事予算の縮減で業績が悪化

しかし、多額の保証債務負担が発生したほか、その後は公共工事予算の縮減などの影響を受け、業績は悪化しました。

年商を上回る借入金の返済負担が重く、2012年7月期以降、金融円滑化法を活用するなど経営改善に取り組んでいたものの、業況改善には至りませんでした。

負債総額は約4億2400万円

「福井組」は支払遅延も散発していたうえ、近年は赤字決算が続くなど資金繰りは逼迫し、今回の措置に至ったということです。

負債総額は、2025年7月期末時点で約4億2400万円とみられています 。