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プラスチックの原料となるナフサをめぐり不安が広がっています。

札幌のスーパーではごみ袋が売り切れる事態となっていて、市は買いだめを控えるよう呼びかけています。

札幌市手稲区のスーパーです。

いま、ある異変が起きています。

(阿部記者)「レジ前に置かれた市指定のごみ袋ですが、5リットルと10リットルが既に売り切れていて、20リットルや40リットルも品薄となってます」
         
市が指定するごみ袋の売り切れです。

この店では、それぞれ150枚ほどあった、5リットルと10リットルのごみ袋の在庫が3日で売り切れたといいます。

(キテネ食品館 宍戸聡店長)「ここ10日くらい特に、市のゴミ袋は早くなくなる印象。1つでいいところを3つ4つと買われる方が多い」
         
背景にあるのが中東情勢の悪化です。

プラスチックの原料となる、ナフサの調達が不安定になっていて、この店では野菜などを入れる無料のビニール袋も、数を減らして対応していました。

買い物客にも不安が広がっています。
         
(客)「値段があがるという話をきいていたので。念のため、ごみ用の透明袋多めに買いました」

(キテネ食品館 宍戸聡店長)「高くなるのもそうですけど、なくなるというのが1番こわい。早く落ち着いてもらいたいなと」

また、道南の北斗市でもごみ袋の安定した供給が難しいことから透明、または半透明の袋でも回収する対応を5月7日から始めています。

5月21日の札幌市議会ではー
         
(札幌市 秋元克広市長)「年度内に新たに予算として必要が生じたのものとして、不足が見込まれる家庭用指定ごみ袋製造に必要な経費」
       
原料価格の高騰に伴い製造費を1億9000万円を追加する補正予算案が提出されました。

市では指定ごみ袋の在庫を数か月分確保していますが、予算を増やして今後も安定した供給を目指すということです。

価格についても条例で定められているため、値上げは現状なく、買いだめは控えるように呼びかけています。

(札幌市環境局 宮岡完課長)「追加で予算を計上したことで1年間の必要な枚数を確保できる見通しが立っている。必要な分だけ買っていただくようにお願いしたい」    
        
中東情勢の悪化で不安が高まるプラスチック製品の動き。

正確な情報を確認したうえで冷静な対応が必要です。