韓中「重要鉱物とレアアースめぐる疎通緊密に」…中国軍遺骨送還公開行事も
中国の王毅外相の訪韓日程調整に時間がかかっていることと関連し韓中関係の異常気流説が台頭する中、韓国政府は中国と定例的なハイレベル協議を予定通りに継続している。
韓国外交部によると、外交部の金珍我(キム・ジナ)第2次官と中国商務省の鄢東副部長は20日に北京で第29回韓中経済共同委員会を開き、両国間の投資活性化案などを話し合った。これは1992年の修交直後から続いてきた次官級定例協議だ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の戒厳宣布直後に開かれた2024年12月のソウルでの会議から16カ月ぶりに再開されたもので、李在明(イ・ジェミョン)政権発足後初めて開かれる。
両国は今回の会議で韓中自由貿易協定(FTA)のサービス・投資交渉進展など両国間の互恵的経済協力案を議論したと外交部は明らかにした。世界的不確実性の中で貿易と投資活性化でも同意を集めた。特に重要鉱物、レアアース、尿素水など供給網を安定的に管理していく必要性を再確認し緊密な疎通を継続することで合意した。
国防分野の協力もやはり支障なく進行中だ。韓国国防部は22日に仁川(インチョン)国際空港で中国軍遺骨送還引き渡し式を開催する。2014年から合計1011柱の遺骨を送還したのに続き今年は12柱を追加で引き渡す。今年の式は韓中関係改善の動力を継続するという意味で3年ぶりに次官級の公開行事に格上げして再開される。
中国中央テレビによると、中国は今回の遺骨送還に向け中国空軍の最新大型輸送機Y20Bを動員した。Y20Bが韓国からの中国軍遺骨輸送任務に投入されるのは初めてだ。この輸送機が遺骨を載せて戻り中国領空に入ると中国空軍はJ20戦闘機4機を投じて護衛するという。
このように次官級交流が正常稼働中であるのに最近外交界内外で「異常気流説」が浮上しているのは高位当局者の訪問日程に雑音が発生したことが背景となった。国家情報院の李鍾奭(イ・ジョンソク)院長の訪中日程が最近白紙化されたことがわかり、韓国政府が電子入国申告書(K−ETA)に「中国(台湾)」の表記を削除したことに中国が反発し王外相の訪韓が延期されたとの報道も出てきた。
韓国政府は拡大解釈を警戒している。王外相の訪韓延期説に対し政府は「事実でない」と一蹴した。最初から王外相の訪韓日程自体が具体的に決まっていなかったということだ。K−ETAの表記変更は訪問客の便宜増進に向けた単純な行政的措置という説明も付け加えた。
李院長の訪中白紙化をめぐっても当局は線を引く雰囲気だ。与党高位関係者は「実体がない幽霊を追うような報道が続いている。断片的なことで雰囲気を断定すべきではない」と話した。また別の関係者は「両国の気流に本当に異常が生じたとすれば外交部第2次官の北京招待からひっくり返すのが中国。すでに韓中首脳会談を成功裏に終えており、その後両国に大きな懸案がない状況で王外相の訪韓が遅れていることを関係の赤信号と解釈するのはとても過度な側面があるようだ」と指摘した。また近づく米中首脳会談など大型外交日程を控え、中国があえて韓国と距離を置き不必要な戦線を広げる実益はないと分析される。
