エアコンをつけると「燃費」はどれくらい落ちる? 暑い日と寒い日で差が出る理由とは?

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車のエアコンは、快適なドライブに欠かせない装備のひとつです。しかし、「エアコンを使うと燃費が悪くなる」とよく言われるため、使用を控えている人もいるかもしれません。実際のところ、どれくらい燃費に影響するのでしょうか。また、暑い日と寒い日で差が出る理由についても詳しく見ていきます。

エアコン使用で燃費はどれくらい悪化するのか

一般的に、エアコンを使用すると燃費はおよそ5~20%程度悪化するとされています。ただし、この数値は外気温や車種、走行条件によって大きく変わります。特に暑い日は車内温度が高くなるため、エアコンが強く作動しやすく、その分エンジンへの負担が増加します。
短距離走行や渋滞時などでは、エアコンによる燃費悪化がより顕著に現れる傾向があります。一方で、高速道路のように一定速度で走る場面では、影響は比較的軽減される場合もあります。
総務省の家計調査によるとガソリン代の月間全国平均は5万6408円です。このように見ると大きな金額ですので、ここをいかに削るのかが節約のポイントになります。

暑い日と寒い日で燃費への影響が違う理由

暑い日と寒い日で燃費への影響が異なる最大の理由は、エアコンの仕組みにあります。冷房は「コンプレッサー」という装置を使って空気を冷やします。このコンプレッサーはエンジンの力で動くため、燃料消費が増えてしまいます。
一方で、暖房はエンジンの排熱を利用する仕組みになっています。つまり、新たにエネルギーを消費して暖めているわけではないため、燃費への影響は比較的小さいのです。ただし、フロントガラスの曇り取りに使うデフロスター機能ではコンプレッサーが動作するため、その場合は燃費が悪化する点に注意が必要です。

エアコンの使い方で燃費は変わる

エアコンの使い方によっても燃費への影響は大きく変わります。例えば、炎天下に駐車した直後の車内は非常に高温になっています。この状態でいきなりエアコンを最大にすると、コンプレッサーに大きな負荷がかかります。
そのため、まずは窓を開けて熱気を外に逃がしてからエアコンを使うと効率的です。また、内気循環を活用することで冷却効率が上がり、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。

燃費悪化を抑えるためのポイント

燃費への影響を最小限にするためには、いくつかの工夫が有効です。まず、設定温度を極端に低くしないことが重要です。一般的には外気との差を5℃以内にすると効率が良いとされています。
さらに、サンシェードやカーフィルムを活用して車内温度の上昇を抑えることも効果的です。日陰に駐車するだけでも、エアコンの負担は大きく軽減されます。

最近の車とエアコン事情

近年の車では、エアコンの効率も大きく向上しています。ハイブリッド車や電気自動車では、エンジンとは別に電動コンプレッサーを使用しているケースもあり、従来より燃費への影響が抑えられています。また、オートエアコン機能により最適な運転が自動で行われるため、無駄な負荷を減らすことが可能です。
ただし、どの車でもエアコン使用時のエネルギー消費がゼロになることはありません。最新車であっても、使い方によって燃費は変わります。つまり、「エアコン=悪」ではなく、「使い方次第で差が出る装備」と理解することが重要です。

まとめ

エアコンの使用は確かに燃費に影響を与えますが、その影響は使い方次第で大きく変わります。特に夏場は燃費低下が大きくなりやすいため、効率的な使い方を意識することが重要です。快適性と燃費のバランスを取りながら、無駄な燃料消費を抑える工夫を取り入れていきましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー