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 目下4連勝中で、開幕5カード連続勝ち越し中の首位・阪神は、14日から本拠地・甲子園に巨人を迎え撃つ。今季初となる聖地での伝統の一戦。宿敵打倒のキーマンは、いずれもリーグトップの打率・411、14打点をマークしている佐藤輝明内野手(27)だ。「甲子園での巨人戦」では、同球場でのカード別最多12本塁打と無類の打棒を振るってきた猛虎の主砲が今季も、その初戦から号砲を打ち鳴らす。

 佐藤輝が、得意とする甲子園の巨人戦でG倒弾を狙う。虎の主砲は、今季初の聖地での伝統の一戦へ向け、静かに闘志を燃やした。

 「集中していきたいと思います。しっかり準備して、いつも通り。それだけ」

 目下、いずれもリーグトップの打率・411、14打点。チームが今季初の同一カード3連勝を手にした前カードの中日戦では、初戦から1、2、3と安打を積み上げた。特に11日には、今季初の1試合2発で5打点と“本領”も発揮した。昨季はチーム15試合終了時で打率・214、5本塁打、11打点と確実性を欠いたが、今季は15試合中11試合で安打を放ち、そのうちマルチ安打7度。大振りせず、コンパクトなスイングから右に左に打球を飛ばし、相手バッテリーからすれば“穴”が見つからない状況だ。

 本塁打も目下3本。ただ昨季40本塁打の実績を鑑みると物足りなく感じてしまう。ここで「甲子園の巨人戦」が契機となりそうだ。

 過去、甲子園での巨人戦は、同球場での同一リーグのカード別2位となる打率・294(211打数62安打)、同2位の35打点と好相性。中でも本塁打は同最多12本を放っている。ここで本塁打も量産態勢に入ることができれば、4月中にも打撃主要部門3冠を独走することにつながる。

 今季の阪神は先制した8試合で全勝と、先手必勝のスタイルだ。14日の相手先発は今季から巨人に加入した則本。聖地・甲子園での登板経験が少ない右腕攻略の鍵は、まだ地に足が着いていない序盤の攻防にある。そのキーマンこそ今季4試合で初回に打点を挙げている佐藤輝と言える。打率、打点に加え、表彰対象の安打数、出塁率もリーグトップに君臨。熱狂的な虎党の声援を背に、今季初の伝統の一戦でも、その初戦から背番号8のバットが熱を帯びる。 (石崎 祥平)