中国の大手テクノロジー企業であるBaidu(百度)が提供するロボットタクシーサービスの「Apollo Go」が、システム障害に陥り車両が立ち往生するという事態が発生しました。

Baidu robotaxi outage in Wuhan caused by 'system failure', police say | Reuters

https://www.reuters.com/world/asia-pacific/baidu-robotaxi-outage-wuhan-caused-by-system-failure-police-say-2026-04-01/

'System failure' paralyzes Baidu robotaxis in China | TechCrunch

https://techcrunch.com/2026/04/01/system-failure-paralyzes-baidu-robotaxis-in-china/

中国中部の都市である武漢で、Baiduが運営するロボットタクシーサービスである「Apollo Go」がシステム障害に陥り、複数の車両が停止するというトラブルが発生しました。2026年4月1日に武漢の地元警察がApollo Goのシステム障害を発表しており、急成長するロボットタクシーの安全性に対する懸念が再燃しています。



地元警察の発表によると、2026年3月31日の夜遅くに複数のApollo Goのロボットタクシーが道路の中央で停止し、動けなくなるという通報が寄せられたそうです。事故の原因については記事作成時点でも調査中となっています。

上海を拠点とするニュースメディアのThe Paperが公開した動画では、警察官が少なくとも100台のApollo Goのロボットタクシーがシステム障害の影響を受けたと説明しています。The Paperによるとシステム障害により走行不能となったロボタクシーのドアは開けられる状態だったものの、交通量が多かったため一部の乗客は外に出ることをためらい、警察に支援を求めたそうです。



中国の現地メディアの報道によると、一部の乗客は最大で約2時間にわたってロボタクシーの車内に閉じ込められていたそうです。

高速道路を走行していたApollo Goのロボットタクシーが突如停止し、後ろを走っていた車両と衝突する様子を収めた動画が以下。





道路で立ち往生するApollo Goのロボットタクシーを撮影した動画はBiliBiliや中国版TikTokのDouyinでも共有されていました。

Baiduのロボットタクシー「Apollo Go」がシステム障害により路上で立ち往生 - YouTube

Xでは中国人ユーザーが「仕事でミスをしてイライラしているなら、武漢市全域の自動運転車のApollo Goを道路の真ん中で停止させたチームのことを考えてみるといいかもしれません」と投稿し、Apollo Goが武漢で起こした騒動を嘲笑しています。



今回の騒動を受け、中国のソーシャルメディア上ではロボットタクシーの安全性や実用化の成熟度についての議論が活発化しているそうです。

なお、2025年8月には中国の重慶でApollo Goのロボットタクシーが工事現場の穴に転落するという事故が起きました。5月には同じ自動運転テクノロジー企業のPony.aiが提供するロボットタクシーが北京の路上で発火する事件が発生しています。ただし、いずれの事故でも負傷者は報告されていません。

2025年12月末には、アメリカのサンフランシスコで大規模停電が発生した際に、Waymoのロボットタクシーが交差点で立ち往生し、大渋滞を生み出しました。

停電でロボタクシーが立ち往生したためWaymoがサンフランシスコでのサービスを一時停止 - GIGAZINE