3月28日、査干湖国家級自然保護区に飛来した渡り鳥。(松原=新華社配信)

 【新華社長春4月2日】中国東北部で春の渡り鳥の移動が本格化し、大規模な飛来が各地で確認されている。吉林省松原市の査干湖国家級自然保護区では、中国の国家1級重点保護野生動物のコウノトリ100羽以上が確認された。

 同保護区管理局のモニタリング担当者によると、コウノトリは世界的な絶滅危惧種で、生息地の水質や餌、生態環境に対する要求が高く、湿地生態系のバロメーターとされる。今回の大規模な飛来は、保護区の生態環境の継続的な改善を示すものとみられる。コウノトリの飛来に続き、北帰行の渡り鳥の群れも相次いで到着しており、これまでに1万羽以上が確認されている。

コウノトリなどの渡り鳥を迎えた査干湖国家級自然保護区。(松原=新華社配信)

 遼寧省の遼河口国家級自然保護区では毎年100万羽を超える渡り鳥が飛来し、黒竜江省の三江国家級自然保護区でもコウノトリやアオサギ、ガンなどが例年通り姿を見せている。

 中国東北部では近年、生態保護や環境修復の取り組みが進められてきた。査干湖国家級自然保護区で確認されている野鳥は276種に達し、そのうち17種が国家1級、52種が2級の重点保護鳥類となっている。水質の改善などに伴い、多くの地域が渡り鳥の重要な中継地となりつつある。(記者/姚苾、李典)

コウノトリなどの渡り鳥を迎えた査干湖国家級自然保護区。(松原=新華社配信)