“格上ライバル”から共存への変化…三笘薫との連係深まる中村敬斗「本当にやりやすいし、毎回光栄だなと」
かつては同じポジションで“格上ライバル”という間柄だったはずの存在がいまや、日本代表が誇るワールドクラスの相棒になろうとしている。
日本代表MF中村敬斗(スタッド・ランス)はウイングバックでの先発が見込まれるイングランド戦の前日練習後、報道陣の取材に応じ、シャドーに主戦場を移したMF三笘薫(ブライトン)との共存に言及。「一緒に出られる時は本当にやりやすいし、世界一のリーグでプレーしている選手と一緒にプレーできるのは毎回光栄だなと思う。もちろん自分もそういう舞台に行きたい」と充実感をにじませた。
中村はカタールW杯後の2023年3月、第2次森保ジャパン発足とともにA代表初招集を勝ち取り、そのまま結果を残して定着。だが、当初は4-2-3-1の左ウイングとして三笘とポジションを争う中、三笘の負傷離脱時に先発出場の機会が巡ってくるという立場が続き、その関係性はアジア杯後に3-4-2-1システムが導入されても変わらなかった。
中村自身、プレミアリーグで絶大な存在感を誇る三笘とのポジション争いには一貫して謙虚な姿勢を取り続けてきた。24年10月、途中出場から劇的な同点劇を導くオウンゴールを誘発したオーストラリア戦後でさえも「相当レベルの高い選手がいる中でプレーしているので出場時間が短いことは理解していた。出た時に結果やゴールにつながるようなプレーをして存在感を出すしかないと思っていた」と述べていたほどだ。
ところが、いまやその2人の共存が日本代表の大きな武器になろうとしている。転機となったのは昨年12月、左シャドーを担ってきたMF南野拓実が左膝に大ケガを負い、長期離脱を強いられたことだ。今回のイギリス遠征では三笘が9月以来の復帰を果たし、南野不在の左シャドーに主戦場を移行。28日のスコットランド戦では主力が投入された後半に三笘と中村が左サイドでコンビを組むと、そこにDF鈴木淳之介が絡む形で同点ゴールが生まれ、南野とは異なるスタイルでの強みを発揮していた。
2人の強みは右サイドでMF伊東純也とMF堂安律が関係性を築いているのと同様、シャドーとウイングバックが入れ替わっても問題なく連係できることだ。スコットランド戦では3-1-4-2のスクランブル布陣が採用された際、インサイドハーフとウイングバックという初の関係性になったが、以前オプション布陣で見せていた阿吽の呼吸は機能。中村も「みんなシャドーだったりウイングバックができるし、流れが悪かったら変わってみたりというのもできる」と胸を張った。
2人の共存はすでにオプションの枠を超え、W杯本大会でスタートから採用される可能性を大いに感じさせており、31日のイングランド戦はその真価をより大きく示すための一戦。所属先ではフランス2部で過ごしているため「本当に3月の代表戦が待ち遠しかった」と熱意を燃やす25歳は、イングランドを深く知る相棒とともに意気揚々と大国に挑む。
(取材・文 竹内達也)
日本代表MF中村敬斗(スタッド・ランス)はウイングバックでの先発が見込まれるイングランド戦の前日練習後、報道陣の取材に応じ、シャドーに主戦場を移したMF三笘薫(ブライトン)との共存に言及。「一緒に出られる時は本当にやりやすいし、世界一のリーグでプレーしている選手と一緒にプレーできるのは毎回光栄だなと思う。もちろん自分もそういう舞台に行きたい」と充実感をにじませた。
中村自身、プレミアリーグで絶大な存在感を誇る三笘とのポジション争いには一貫して謙虚な姿勢を取り続けてきた。24年10月、途中出場から劇的な同点劇を導くオウンゴールを誘発したオーストラリア戦後でさえも「相当レベルの高い選手がいる中でプレーしているので出場時間が短いことは理解していた。出た時に結果やゴールにつながるようなプレーをして存在感を出すしかないと思っていた」と述べていたほどだ。
ところが、いまやその2人の共存が日本代表の大きな武器になろうとしている。転機となったのは昨年12月、左シャドーを担ってきたMF南野拓実が左膝に大ケガを負い、長期離脱を強いられたことだ。今回のイギリス遠征では三笘が9月以来の復帰を果たし、南野不在の左シャドーに主戦場を移行。28日のスコットランド戦では主力が投入された後半に三笘と中村が左サイドでコンビを組むと、そこにDF鈴木淳之介が絡む形で同点ゴールが生まれ、南野とは異なるスタイルでの強みを発揮していた。
2人の強みは右サイドでMF伊東純也とMF堂安律が関係性を築いているのと同様、シャドーとウイングバックが入れ替わっても問題なく連係できることだ。スコットランド戦では3-1-4-2のスクランブル布陣が採用された際、インサイドハーフとウイングバックという初の関係性になったが、以前オプション布陣で見せていた阿吽の呼吸は機能。中村も「みんなシャドーだったりウイングバックができるし、流れが悪かったら変わってみたりというのもできる」と胸を張った。
2人の共存はすでにオプションの枠を超え、W杯本大会でスタートから採用される可能性を大いに感じさせており、31日のイングランド戦はその真価をより大きく示すための一戦。所属先ではフランス2部で過ごしているため「本当に3月の代表戦が待ち遠しかった」と熱意を燃やす25歳は、イングランドを深く知る相棒とともに意気揚々と大国に挑む。
(取材・文 竹内達也)
