創業者は実の兄弟


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子どもは、身の回りにあるものや、世の中で起きているさまざまな事柄に対して「何でだろう?」と疑問を抱くものです。親が子に、この世の中をより深く知るための知識や知恵を伝えることは、昔も今も変わらず大切なことですよね。

そんなときに活用できるのが教養系雑学です。学校では教わらない、子どもが思わず「パパ、ママ、すご〜い!」と言ってしまうおもしろ知識や生活の知恵をご紹介します。

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。

■兄弟げんかの末に生まれたアディダスとプーマ

「アディダス」と「プーマ」といえば、世界を代表するスポーツ用品・ウエアメーカーとして、その名を知らない人はいないほどの有名企業である。しかし、この二つの会社の創業者が、実の兄弟であることを知っているだろうか。

のちに両社の創業者となる兄ルドルフ、弟アドルフのダスラー兄弟が、ドイツ・バイエルン州北部の小さな町、ヘルツォーゲンアウラッハで靴製造会社のダスラー兄弟商社を創業したのは、1920年のこと。ルドルフが販売、アドルフが製造を受け持ち、兄弟の性格が正反対だったこともプラスに働き、会社は繁盛した。

しかし、事業が軌道(きどう)に乗り出すと、その正反対の性格からしばしばぶつかるようになり、48年には兄弟げんかをきっかけに会社を解消してしまう。

アウラッハ川をはさんで、弟は自分の名前と姓を組み合わせた「アディダス」を設立。

兄も同様に「ルーダ」を設立したが、のちにより軽快な印象の「プーマ」という社名で、会社を設立することになった。

これ以来、長きにわたって激しい競争を繰り広げ、反目してきた両社だが、2009年9月に約60年ぶりの和解を果たした。

その舞台は両社の本社があり、かつてルドルフとアドルフがダスラー兄弟商会を築いたヘルツォーゲンアウラッハ。両社の社長と社員が握手を交わし、サッカーの親善試合が行なわれたという。

監修=多湖輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』