今週、約11カ月ぶりに日本代表が活動を再開します。新型コロナウイルスの影響もあり、選考されたメンバーは全て海外組。残念ながらケガで外されましたが34歳の岡崎慎司を選んだことで、年齢は関係ないということも示しました。

今回、森保一監督は難しいチーム作りを強いられていると思います。本来だったら今は東京五輪が終わり、そこで伸びてきた選手をフル代表に加えてワールドカップに向けたチーム作りをはじめるときです。ところが、東京五輪は来年開催されるとしても、ワールドカップ予選はいつ再開できるか分からず、どのように成熟させていけばいいか、なかなか見えないはずです。

ただし、選手にとってはこれまでと何ら変わりがありません。代表チームというのは選ばれたときに結果を出せないと、次のチャンスはもらえません。今がどういう状況であれ、しっかり成果を上げなければ代表チームでの未来はないのです。

その中で、今回の試合で僕が特に期待していることがあります。僕はずっとチームにはベテランが必要だと言ってきました。ですがそれには前提条件があります。チームが強くなっていくのには、同じポジションにレベルの変わらない3人の選手が必要なのです。

ところが、たとえばディフェンスラインを考えると、酒井宏樹、吉田麻也、そして長友佑都がレギュラーの最有力でしょう。今回はこういうベテランを若手が脅かす戦いを見せてほしいと思います。

カメルーン戦、コートジボワール戦で、今のレギュラーに近い選手から若手選手がポジションを奪い取ってこそ、日本がワールドカップで目標にする高成績を残せるはず。その意味ではまだ日本代表での出場試合数が10試合もない、安西幸輝、板倉滉、菅原由勢、鎌田大地、中山雄太、三好康児、鈴木武蔵、そして久保建英の爆発を期待しています。