代表デビュー戦で積極的なプレーを見せた古橋。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ]日本代表 1―4 ベネズエラ代表(11月19日/パナソニックスタジアム吹田)
 
 ベネズエラ戦で日本代表デビューを飾ったのが、ヴィッセル神戸での活躍が認められて初招集されていた古橋亨梧だ。
 
 後半頭から右サイドハーフに投入され、攻守に渡って積極的に絡む姿勢を見せる。56分のシュートは枠を外し、78分と85分には判断が遅れチャンスを潰すなどフィニッシュの課題はあったものの、ドリブルや飛び出し、プレスバックなど武器は随所で見せていた。森保一監督も試合後の会見で、古橋についてこう振り返っている。
 
「特長が発揮できていたと思います。彼が持っている攻撃面、そして攻守でハードワークできるという持ち味を出してくれた。最後のチャンスを決めきる部分など課題はありましたが、非常に思い切ってプレーしてくれた。自分の特長を後半の45分間で発揮してくれた」
 
 また本人も、「まだまだ課題はありますけど、デビュー戦にしてはチャンスを引き出せたし、流れも変えられたと思う。ポジティブに考えていいかなと」と手応え。大敗したベネズエラ戦では、日本代表の数少ない収穫のひとつと言っていいだろう。
 
 12月のE-1選手権はAマッチウィークの大会ではないため、アタッカー陣は南野拓実、大迫勇也、中島翔哉、原口元気、堂安律、久保建英などヨーロッパ勢が招集外になる見込み。ベネズエラ戦で一定の評価を得た古橋に、再びチャンスが巡ってくる可能性は高いだろう。
 
 そのE-1選手権では、ゴールやアシストなど決定機に絡む活躍に期待したい。
 
取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
 
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