日本ハム・新庄監督「デカいね」古巣阪神に3連勝!就任5年目で初 九回執念タクトに応えた細川「全員でとりにいった1点」
「阪神2−4日本ハム」(28日、甲子園球場)
日本ハムが交流戦開幕3連勝を飾り、勝率5割に復帰した。新庄剛志監督(54)は監督就任5年目で古巣・阪神相手に初の3連勝。九回には小技を駆使する執念の采配で貴重な追加点をもぎ取るなど、慣れ親しんだ甲子園で“新庄野球”を存分に披露した。
年々成長していくチームの姿を、結果で示してみせた。古巣の阪神相手に、かつての本拠地・甲子園でのスイープ。新庄監督は「デカいね。甲子園じゃなくてもデカい」と感傷は封印しつつ、交流戦3連勝スタートの重みにうなずいた。
“新庄野球”の真骨頂を披露したのは、2点リードの九回だ。1死三塁で奈良間にエンドランを2度命じた。いずれもファウルとなり、結果は四球に。すると三走を清宮幸から矢沢に交代。ここで細川が初球にセーフティースクイズを一塁前に転がし、矢沢がヘッドスライディングで貴重な追加点をもぎ取った。
「矢沢くんの足だったら帰って来てくれるんじゃないか。大山くんの前に転がってグラブトス、浮いてくれと。もう1点取りにいこう」。狙いは見事に的中。奈良間のエンドランについても迷いは「ない」と言い切り「外野フライも難しいのであれば、エンドランで1点取りにいった方が確率が高いかな。よく粘ってくれて、フォアボールもデカかった」と意図を明かした。
監督として3度目の甲子園。過去2度と違い、パフォーマンスは封印した。27日の試合で2安打を放ちながら、二塁手前でスピードを緩めてアウトになるミスがあった上川畑の登録を即抹消。この日はミーティングでボーンヘッド撲滅を強調して、試合に臨んでいた。九回に指揮官のタクトに応えた細川は「執念でベンチ、選手を含めて全員でとりにいった1点なので良かった」と任務遂行に胸を張った。
4年前は3タテを食らった甲子園。新庄監督は「結構、過去のことは忘れるタイプなので。3タテされたんだ。それも忘れてるわ」とあっけらかんと話し、今回の3連勝にも「もうタイガース戦は終わったんで。切り替えています」と先を見据えた。慣れ親しんだ聖地で勢いをつけて、悲願のリーグ優勝へ再び歩み出す。
