イスラエル閣僚に各国から批判殺到 拘束されたガザ支援者を侮辱する映像公開
パレスチナ自治区ガザ地区に支援物資を届けようとしてイスラエル当局に拘束された人々を、イスラエルの閣僚が侮辱する映像が公開され、各国から批判が殺到しています。
ロイター通信などによりますと、19日、支援物資を届けるためトルコからガザ地区に向かっていた人権団体の船団がイスラエル当局に公海上でだ捕されました。また、船に乗っていた、世界各国から活動に参加した若者たちも拘束され、その時の動画をイスラエルのベングビール国家治安相がSNSで公開しました。
活動家
「パレスチナを解放せよ!」
ベングビール氏は、活動家が押さえつけられる様子を満足げに見ています。
イスラエル ベングビール国家治安相
「イスラエルへようこそ。我々があるじだ」
またひざまずかされた活動家らを前にイスラエル国旗を振り「英雄気取りでやって来た彼らを見てみろ。テロ支援者以外の何者でもない」などと叫んでいます。
これを受けて、ヨーロッパ各国やカナダなどが一斉に非難すると共に、一部の国は抗議のためイスラエルに駐在する大使を召還しました。また、ネタニヤフ首相も、「イスラエルの価値観や規範に反する」と誤りを認める異例の声明を出しました。
ガザ地区では陸路をイスラエル軍が管理しているため食料難が続いていますが、人権団体などはこれまでにも海から支援物資を届けようと船団を派遣し、イスラエル当局に阻止されてきました。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんもこうした活動に参加し、一時、イスラエル当局に拘束されています。
BBCによりますと、今回は40か国以上から参加した430人以上が拘束されたということです。