天皇皇后両陛下が主催する「春の園遊会」が4月17日、東京の赤坂御苑で催された。園遊会にはフィギュアスケート・ペアでミラノ・コルティナ五輪金メダルの三浦璃来木原龍一、“りくりゅうペア”も出席。同日引退した2人に、両陛下からは労いのお言葉をかけられた。

【映像】りくりゅうペアにお言葉をかけられる天皇皇后両陛下

 両陛下から「おめでとうございます」「素晴らしかったです」と祝福されると、りくりゅうペアも声を揃えて「ありがとうございます」。さらに木原が、金メダルを獲得したフリー演技の前を振り返り「三浦さんに支えていただきました。オリンピックの時、ショートプログラムが終わってしまった時点で、自分の中ではもうオリンピックは終わってしまったなという気持ちになってしまったんですけども、その時に三浦さんが本当に僕を奮い立たせてくれて、フリーでは立ち直ることができました」と伝えた。

 皇后陛下が「ほとんど一睡もできなかったと」と、当時の状況を尋ねられると、木原は「自分の中でものすごくショックが大きかったので、8時間睡眠時間を確保したのですが、なかなか眠りにつくことができず、翌朝を迎えてしまいました。その中でも本当に支えてくださったので、三浦さんの力が大きかったです」と答えた。

 また、三浦は「私たち組んで7年間滑ってきたんですけど、今回のオリンピックだけ木原選手は泣いてしまって。それ以前は常に支えていただいたので、今回はその恩返しといいますか、私が今度は支える番になろうっていう風に決心してやってきました」と添えた。

 また、天皇陛下が「最初にペアを組まれた時から何か非常にいいものを」と尋ねられると、木原は「2019年に初めてそのペアのトライアウトをさせていただいたんですけども、その結成当時から2人の中で絶対にうまくいくっていう自信が生まれました。最初の技を2人で試した時は驚きでした。ツイストリフトという女性を真上に投げて、その回転をする技があるんですけども、三浦さんを真上に投げた際に、今まで出たことのない高さが出ましたので、その瞬間に2人とも『この2人は絶対一緒に滑った方がいい』ということを確信しました」と答えた。

 また、天皇陛下が「何か雷が落ちたような」と表現されると、木原も「本当に雷が落ちるとはこういうことなんだなと、すごく感じました」と伝えた。

 また三浦も「私も同じく投げてキャッチをする技なんですけど、滞空時間がものすごく長くて、木原さんと組めば、世界に通じるペアになれるかなと思いました。高く投げたりして、すごく危ない技なんですけど、常に『僕が下敷きになるからね』という風な言葉をいただくので、私も恐怖心なくこの7年間やってこれました」と述べた。

 また天皇陛下が「今季限りでの引退をされるという風に伺いました。今後は何か、どういうことされますか」と尋ねられると、木原は「皆様にもっとペアを知っていただけるように、競技生活ではないんですけども、また新たなことに2人で挑戦していきたいと思っております」と説明していた。
ABEMA NEWS