震災被害の石川・珠洲市でたった1人の入学式 新1年生「図工頑張りたい」

6日は石川県内6つの市町で小中学校の入学式が行われました。このうち地震と津波で甚大な被害を受け、人口減少が進む珠洲市では、たった1人の新入生が上級生たちから暖かい歓迎を受けました。
「令和8年度新入生・谷中蒼昊さん」「はい!」
珠洲市の宝立小中学校に6日入学した新1年生の谷中蒼昊さん。たった1人の入学式です。
緊張した面持ちで式に臨む蒼昊さんに対し、古道光伸校長は、「心配はいりません。学校には優しい上級生たちがいます。勉強や運動など楽しい事をたくさん見つけて下さい」とお祝いの言葉を贈りました。
学校がある宝立地区は、地震と津波で甚大な被害を受け、住宅が立ち並んでいた場所はほとんどさら地となりました。
住民「津波もここまで来ましたし、9割以上全部やられてしまいましたから、珠洲では1番酷いですよ」「全部で400軒以上あるかな?だんだん金沢近辺にいったり…」
地震以降、被災地を離れる人が後を絶たず、人口流出に歯止めがかかりません。
住民「Q(子供たちの声は?)全然聞こえません。今日入学式があるという仮設におっても子供の姿ほとんど見えませんから」「ビックリしますね。そんな現状かと思いますね」
6日入学した新1年生は宝立小中学校を含む2校で1人、大谷小中学校ではゼロでした。
「図工を頑張りたい」担任の先生「貴重な貴重な、蒼昊ちゃんいなかったら、新入生いなかったんで」
教室に移った蒼昊さん。両親といっしょに7日からはじまる学校生活について担任の先生から説明を受けました。
小学生と中学生全校で合わせて33人の宝立小中学校は、学年をまたいでいっしょに学ぶ「複式学級」を採用していて、蒼昊さんは2年生の2人と一緒に授業を受けます。
2年生の男子児童「いっぱい遊んであげたいです」
2年生・女子「わからない問題があったら教えてあげたいです」優しい先輩たちに囲まれてこれからはじまる楽しい小学校生活
蒼昊さんに新1年生の目標を尋ねると…?
谷中蒼昊さん「図工がんばりたいです」(Q友達何人つくりたいですか?)「沢山つくりたい」
