「これ見てニコニコしてるのかな」 SAY−LA芝咲智菜、色褪せた写真に重ねるファンへの愛しい想い
8人組アイドルグループ「SAY−LA」が、新体制初となる10thシングル「半透明スワロフスキー」を3月31日にリリース。昨年夏に加入した新メンバー・芝咲智菜が、スポニチ東京本社でのインタビューに応じた。「緊張してます」と初々しく笑い、言葉を選びながら丁寧に語る姿。その清楚な佇まいの奥に秘めた、アイドルとしての確かな意志と成長の物語に迫った。(「推し面」取材班)
新曲「半透明スワロフスキー」は、グループ伝統のキラキラ感はそのままに、ダンスで新たな一面を見せる意欲作だという。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の旋律を思わせるパートは、太鼓を叩くような愛らしい振り付けがお気に入りで「いつもウキウキしちゃいます」と声を弾ませる。
自身の見せ場を問われると「私というよりは、みんなでやってるので」と謙虚に返すが、ファンはすでに見抜いていた。「最初の披露の時、ファンの方が『腰遣いがうまいね』って言ってくれて」。腰を動かす振り付けが、意図せずしてチャームポイントになった。ファンからの言葉で自身の新たな魅力に気づかされるのは、アイドル冥利に尽きる瞬間だろう。
もう一つ、大事にしているのが歌だ。「まだ得意じゃなかった」と自己分析するが、与えられたパートをどう表現するか、ライブの度に試行錯誤を重ねているという。「毎回成長している姿を見てほしい」。その言葉からは、ひたむきな向上心が伝わってくる。
歌詞で特に好きなのは、自身が歌う「スマホケースの裏 少し色褪せた 大好きなその笑顔を見つめている」というフレーズだ。自身のスマホケースにも、可愛い妹の写真が入れられている。「これ見たらニヤニヤしちゃいます」。4姉妹の長女として妹たちと頻繁に出かけるほど仲が良いというエピソードが、彼女の優しい人柄を物語る。だからこそ、ファンが自分のチェキをケースに入れて「入れたよー」と見せてくれる時の喜びは格別だ。「これ見てニコニコしてくれてるのかな」。ファンの想いと自身の経験を重ね合わせながら、マイクを握る。
ファンがくれた自信と、愛する家族への想い。その全てを力に変えて、芝咲智菜はステージに立つ。まだ始まったばかりの成長物語から、目が離せない。
