アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】

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女王メドベージェワ撃破で五輪V有力候補に浮上…海外解説者「五輪前に脚本書き換えた」

 フィギュアスケートの欧州選手権(モスクワ)は20日(日本時間21日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が世界歴代2位となる合計238.24点で初優勝を飾った。世界女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)に2年ぶりに土をつける圧巻の演技を披露した天才少女に対し、大会を中継した海外メディアは「15歳ですよ、想像できます?」「オリンピック前の脚本を書き換えました」と実況、解説陣が賛辞を送っている。

 いつものように華麗に美しく、15歳の天才少女が銀盤を舞った。赤いチュチュの衣装をまとったザギトワは、「ドン・キホーテ」のバレエメロディーに合わせ、序盤から美しいステップ、スピンを披露。そして、後半に固めたジャンプを完璧にすべて着氷させた。まさに圧巻――。滑り終えると、母国の客席から大歓声が降り注ぎ、ガッツポーズがリンクに映えた。

 スコアは自己ベストを更新する157.96点をマーク。大会を中継したIOC運営チャンネル「オリンピック・チャンネル」は実況、解説陣がそろって絶賛した。

 演技を終えると、実況が「15歳ですよ、想像できます?」と問いかけると、解説は「もしかしたら今までで一番、技術的なプログラムかもしれません。私は信じられません」と称えた。さらに、得点が表示されると「驚異的なプログラムです。オリンピック前の脚本を書き換えました」と称賛した。

1万4000人が総立ちで熱狂「アリーナにいる全員の心を掴んだ」

 日本なら中学3年生にあたる15歳が、2か月ぶりの復帰戦となったメドベージェワに対し、実に2年ぶりに土をつける優勝。故障明けとはいえ、無欠の世界女王を上回ったインパクトは大きかったようだ。

 米スポーツ専門局「NBCスポーツ」も「アリーナ・ザギトワがエフゲニア・メドベージェワに2年ぶりの敗北を与える」と特集。「ロシアのエフゲニア・メドベージェワはもはや、冬季オリンピック看板イベントの明らかな優勝候補ではなくなった」と紹介し、ザギトワが平昌五輪でも一躍、絶対女王に対抗するV有力候補にまで浮上したとみている。

 演技後には「いい演技を2つ滑ることができて本当に幸せです。欧州選手権に勝ててうれしいです」と語っていたというザギトワ。1か月を切った4年に一度の大舞台でも、表彰台の真ん中に立っている可能性は、決して小さくない。(THE ANSWER編集部)