真VAIO PhoneがAndroidになったSIMフリースマホ「VAIO Phone A」が予想以上に人気のワケ

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VAIOが3月22日に新しいSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「VAIO Phone A(型番:VPA0511S)」を発表した。
昨年4月に発売された「VAIO Phone Biz(型番:VPB0511S)」とハードウェアはまったく同じで、OSをWindows 10 MobileからAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)に変更した製品だ。

発売は4月7日を予定し、価格は市場想定価格で24,800円(税別)。
また当初は3月30日より予約受付開始する予定だったが、好評なためすでに3月27日より予約を前倒してスタートさせている。

販売拠点は公式オンラインショップ「VAIOストア」のほか、ソニーストアや量販店、ECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)から。


マイクロソフトの新しいスマホ向けOS「Windows 10 Moible」を搭載したスマートフォンは、一昨年末から昨年はじめにかけて、特に日本で多数の製品が発売された。
一時的にではあったが、一部のモバイルユーザーや法人市場で盛り上がりを見せた。

その後、新製品が続いて登場しないだけでなく、マイクロソフトもWindows 10 Mobileもについてあまりアナウンスがされなくなった。
現在では、サポートするチップセットも最上位のSnapdragon 8xx系のみとなっている。

そういった中、2月に、
スマホ市場初参入でいきなりWindows 10 Mobileスマホ「NuAns NEO」を発売したトリニティが、Android OSに変更した第2弾スマホ「NuAns NEO [Reroaded]」を発表した。

これに続けと、今回、VAIOもWindows 10 MobileからAndroid OSへと乗り換えた格好だ。

VAIOは、元々ソニーのパソコン事業から分社化されたこともあり、スマホ市場はVAIO Phone Bizが初といって良い。
その前に日本通信と協業した「VAIO Phone」があったが、これは日本通信製だったため、VAIO Phone Bizは“真のVAIO Phone”とも呼ばれている。

そんな2社のWindows 10 Mobile搭載スマートフォンVAIO Phone BizもNuAns NEOも販売台数ではうまくいかなったようだ。
NuAns NEOのトリニティ代表取締役社長の星川哲史氏は「結果的には思ったより売れなかった」と説明している。

両機種とも発売から1年経った今でも在庫が余っており、希望小売価格も値下げしているが、特にVAIOではそれだけでは裁けないと読んだようだ。

NuAns NEO [Reroaded]が新設計の完全に別製品なのに対し、VAIO Phone AはハードウェアがWindows 10 Mobile版のVAIO Phone Bizとまったく同じとなっている。
つまり、VAIO Phone Aは、VAIO Phone Bizのソフトウェアだけ入れ替えた製品なのだ。

ただし、OSの制限でVAIO Phone Bizでは対応していなかった
・3Gと4Gの「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」
・高音質通話サービス「VoLTE」
などにもVAIO Phone Aは対応する点は、メリットといえる。

実は、Android OSモデルにすることで、VAIO Phone Bizは、上記だけなく本来のハードウェア性能を発揮できる。

元々、通信面ではVAIO Phone Bizでは、NTTドコモのIOT(相互相互接続試験)を通過していた。さらにLTE-Advancedの要素技術である「キャリアアグリゲーション(CA)」にも対応し、SIMフリースマホとしては一歩進んだミドルハイレンジモデルだったのだ。

VAIO Phone AでもCA対応で下り最大225Mbps(理論値)で利用可能。また同じハードウェアのため、VAIO Phone AもNTTドコモのIOTクリア相当だとし、NTTドコモ網のVoLTEが利用できるということだ。

外観もアルミ素材を削り出した高剛性ボディーを採用し、強化ガラスとともに高い堅牢性を有し、同社のパソコンと同様に「安曇野FINISH」クオリティーで高品質を確保している。Windows 10 MobileのVAIO Phone Bizは発売当初54,800円(税抜)とそれなりにしたが、VAIO Phone Aは半額以下となった点も反響が大きい理由だろう。