「ごめんくださーい!」通る声でそう呼びかけながら開きたくなってしまう引き戸の扉。ゆっくりと引けばガラガラガラと振動が腕を伝い、なんとも懐かしい音が響きます。紛れもなくパン屋さんであることは脳で理解しているのに、どこかのお宅にお邪魔するような少しドキドキする気持ちと、よそ行きな声で挨拶したくなる感じ。引き戸一つでこんなにも情景が広がり気持ちが動くのは、日本人ならではの感覚なのかしら。外観はもちろん、