様子がおかしい。小学校に来ず、家にもいない彼女が発していた『兆し』/その叫びは聞こえていたのに(22)

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あの日、親友に何があったのか。
小5の夏に、彼女は母親と姿を消した…。
地域の民生委員を務めているカヨコは、赤ちゃん訪問でやってきたとある家でアカネという若いママと出会い、彼女を見た瞬間にとある記憶が蘇ります。それは、小学校時代の親友・ナルミのこと。
家の家財道具はそのまま、学校にはピアニカも絵の具も置いたまま、ナルミとその母だけがひっそりといなくなった…。そんな記憶が瞬時に蘇るほどアカネはナルミに似ており、彼女は10代の若いお母さんで、親戚も友達もいない土地で初めての子育てに苦労しているように見えたことで、カヨコは親身になってアカネを助けようとします。
「大人になった自分は、アカネに手を差し伸べることができるだろうか」
無縁社会に落ちてしまった母と子どもを葛藤しながら見つめる、セミフィクションコミックエッセイをお送りします。
※本記事はきむら かずよ著の書籍『その叫びは聞こえていたのに 消えた母子をめぐる物語』から一部抜粋・編集しました。

■兆し
















著=きむら かずよ/『その叫びは聞こえていたのに 消えた母子をめぐる物語』

