「キサマ」と「オマエ」。じつはていねいな言葉だった⁉
日本語に「ら行」ではじまる言葉はなかった!?「ら行」のルーツはお隣の国にあり/大人の最強雑学1500(1)
普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?
情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。
■「キサマ」「オマエ」はていねいな言葉だった
「キサマ」「オマエ」は、それぞれ漢字で「貴様」「御前」と書く。一見、敬語のようにも思えるが、なぜ相手を罵る時に使うのか。
「貴様」は、室町時代までは相手に尊敬の意を伝える言葉だったが、江戸時代には「対等」を意味する言葉、「罵り」に使う言葉へと変化した。「御前」は、もともと「大前」といい敬意を表す言葉だったが、「オマエ」へと言葉が変化するうちに敬意の意味合いが薄れたようだ。
著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』