サッカー史上最強の左利きフリーキッカー5人

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昨年、世界有数のフリーキッカーとして活躍してきた中村俊輔が引退した。ここでは、彼のような左利きの名フリーキッカーをまとめてみる。

中村俊輔

日本が誇るファンタジスタレフティ。ワールドクラスにまで高めた左足のキックを武器に世界で活躍した。

左足から繰り出すフリーキックはまさに伝家の宝刀。フランス代表戦やCLマンチェスター・ユナイテッド戦でもギュンと曲げる一撃でゴールを奪ってきた。

あのサー・アレックス・ファーガソン監督も「ナカムラは素晴らしいフリーキックで2点を決めた。彼の能力には敬意を表さざるをえない。彼のセットプレーの才能は並外れている」と脱帽したほどだ。

リオネル・メッシ

最強レフティに君臨してきた生ける伝説。

キャリア当初はフリーキックを蹴っていなかったが、デコやロナウジーニョがいたバルセロナでその技術を習得した。

元バルサDFネウソン・セメドは「彼が練習でフリーキックを蹴るのは一度たりとも見たことがない。彼にとっては生まれながらのものなんだよ。練習は嘘をつかないと言われるけれど、彼は練習しなくてもパーフェクトなのさ」と語ったが、これはさすがに都市伝説だったことが判明している。

フリーキックは極めたメッシだが、PKは苦手。「PKの練習は本当に難しい。試合とは同じ練習にはならないからね。プランを考えたり、練習したりはできるけど、見た目以上に難しいんだよ」とのこと。

アルバロ・レコバ

東洋人のような顔立ちから“チーノ”(中国人)の愛称で呼ばれた、ウルグアイの天才ファンタジスタ。

天才肌で予測不可能なプレーが魅力だったが、その基礎となったのは、圧倒的なスピード、技術を生かしたドリブルとパワフルなキックだった。

キックの曲がりも絶品で、コーナーキックを直接ゴールに叩き込んだ回数は誰よりも多いはず。38歳になってもコーナーキックとフリーキックから直接ゴールを奪ってみせた。

本人は「常にレフェリーが置いた場所から45センチほど後ろにボールを置くようにしていた。壁が少し前に出てくるのは分かっていたからね。練習では常にフリーキックに取り組んでいた。全部バーの上を越えていったけどね」と話している。

シニシャ・ミハイロヴィッチ

フリーキックだけでハットトリック達成という伝説を残した元ユーゴスラビア代表のレジェンドレフティ。

幼少期には父親からフリーキックを叩き込まれ、朝7時から練習に明け暮れていたという。

その結果、脅威のキック力で正確かつ重いボールを蹴る技を習得。ある敵将は「GKを2人置かせてくれ」と懇願するほど無慈悲な精度と威力を誇った。

本人はFKは射精のような感覚と述べていたほか、「ベオグラード大学の教授が練習を見に来た。彼らはボールの動きを理解できなかったようだ。高く上がり、思わぬ落ち方をして、左に、右に曲がる。彼らが計測できたのは唯一スピードだけ。一番早いもので165kmだった。他は何も理解できなかったようだ!」とも豪語していた。

2022年12月、白血病のために53歳で死去。

ロベルト・カルロス

世界最恐の左足で一世を風靡した元ブラジル代表DF。

その左足から繰り出すシュートは悪魔的といえるほどの破壊力を誇った。彼のフリーキックはほとんどが弾丸系だったが、サッカー史上に残る“カーブ”弾も突き刺している。

1997年のフランス代表戦でぶち込んだ伝説的シュートがこれだ。

アウトサイドで蹴ったボールはすさまじいカーブを描いてゴールイン!名手ファビアン・バルテズも見送るしかなかったあえりない軌道は研究対象になったほど。

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フリーキックを極めたあのジュニーニョ・ペルナンブカーノも「(史上最高のFKは)ロベルト・カルロスがフランス相手に決めたのだよ。あれと同じカーブを試した選手たちは、きっとボールをコーナーフラッグ付近に飛ばしてしまったと思うね!あれ以来、誰も再現できないようなシュートだ」と話している。