元気な人は〇〇が好き!?医師が語る長生きをする人の特徴とは

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 突然ですが、皆さんは長生きをしたいですか?

 一度きりの人生、せっかくなら長く生きたい。そう思う方も多いと思います。

 今回は、そんな方へ少しでも参考になるような「長生きしている人の特徴」について、福岡県みやま市工藤内科の院長・工藤孝文先生のYouTubeチャンネル「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」よりご紹介。

 先生が普段の診療で接する患者さんを通して感じるその特徴とは、どのようなものなのでしょうか。

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 工藤先生いわく、元気なご老人の特徴として、「前向きで声が大きい人」といいます。

とはいえ実はこれ、東洋医学の世界では少し異なるともいいます。

「『実証』と『虚証』というのがあります。実証タイプというのは、ガッチリした体格で、バリバリ仕事もして、スポーツもする。ただ東洋医学では、このようなタイプは、太くて短い人生を送ると言われています。

一方で、虚証タイプは、文化系のイメージ。痩せていて食が細く、おっとりしている感じです。そういったタイプの方が長生きすると言われています。

患者さんをみていると、粗食の方が長生きをしている方が多いと感じています。

最近はファスティング・断食で長寿遺伝子が伸びるという報告もありますので、虚証の方が長生きできるのも納得です」

一方で、元気なご老人の特徴として、あるものを好む人が多いと先生はいいます。

それが、お肉です。

「90代の方でも、肉好きをしょっちゅう見かけます。
脳内のホルモンにおいても、タンパク質が、材料になります。そのため、肉が好きな人は、頭もしっかりしていますし、足腰も強いですね。
意外と元気の定義って、骨などの整形外科的な分野でもできます。そういった面でも、肉を食べるということは大事なことだと思います」

長生きをするための考え方

 さらに工藤先生は、考え方やスタンス面でも、特徴があるといいます。

「あまり深く考えない人や豪快な人、なるようになる、といった考えの人は、長生きしやすいと思います。
一方で、繊細な人は、神経をすり減らしていくので、どうしても寿命が短くなるイメージです。

知識ばかりある健康オタクの方のほうが、意外と神経質になってしまう。なので、神経質になりすぎるのも良くない。一方で知識がないのもいけないので、僕ら予防医学の医師たちがしっかりと知識を与えながらも、あっけらかんと生活をしてもらうのが1番かなと思います」

 あまり深く考え過ぎず、時には専門家の力も借りながら生活するのが良いとのこと。

 工藤先生の動画ではこの他にも、2つの長生きする秘訣についてもご紹介しています。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

工藤 孝文(くどう・たかふみ)

福岡大学医学部卒業後、アイルランドとオーストラリアへ留学。
現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を担っている。
糖尿病、東洋医学・漢方治療、ダイエット治療を専門とし、NHK「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などメディア出演多数。
日本内科学会・日本東洋医学会、日本肥満学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・小児慢性疾病指定医。