新宿のとある居酒屋。ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』の監督・脚本を手がける今泉力哉に話を訊いた。外から見れば、順調に作品を撮り続けている監督に見える。だが本人の口から出てきたのは、意外なほど切実な実態だった。映画とは違うドラマの仕事、そしてミュージック・ビデオというさらにまた別の現場。お酒を飲みながら話を聞くうちに見えてきたのは、多作に見えて決して量産型ではない、今泉力哉の仕事のリアルだ