夏目漱石が“I love you”を「月がきれいですね」と和訳したという逸話がある。自治医科大学准教授の小野純一さんは「親密な二人が月の美しさを再確認しあうという情景の裏には、奥深い物語が隠れている」という――。※本稿は、小野純一『僕たちは言葉について何も知らない孤独、誤解、もどかしさの言語学』(NewsPicksパブリッシング)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/Tero Vesalainen※写真はイメージです -