【ハイキュー‼×SVリーグ】若泉佳穂の「憧れ」はウシワカ、「推し」は赤葦京治 ミスのあとのタスクフォーカスに共感
『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(34)
アランマーレ山形 若泉佳穂 後編
(前編:若泉佳穂が語るSVリーグの"洗礼"「やっていけないかも」>>)
現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?

(c)古舘春一/集英社 選手写真/SVリーグ
<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>
Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?
【オポジット】
牛島若利(白鳥沢学園高校)
【アウトサイドヒッター】
澤村大地(烏野高校)、木兎光太郎(梟谷学園高校)
【ミドルブロッカー】
昼神幸郎(鴎台高校)、黒尾鉄朗(音駒高校)
【セッター】
及川徹(青葉城西高校)
【リベロ】
西谷夕(烏野高校)
「牛島は憧れです! あんなハイセットをバカバカ決められたら、私も日本代表ですね(笑)。大学の頃に(大阪ブルテオンの)西田有志選手が活躍して、ようやくオポというポジションが定着するようになったので『ありがとう。やっと時代が追いついてきた』って思います。
サイドは澤村。マッチポイントで何回もサーブレシーブを成功させて、大崩れしないのがすごい。もうひとりは木兎。ポジティブさがいいですね。自分もそうなれるように頑張っているので。
ミドルは黒尾。自分はオポで、『点を取るからトスをちょうだい』って感じでキャプテンシーがないから、引っ張ってくれる人に憧れがあるのかも。もうひとりは昼神。バレーをやっていないと生きていけないって感じじゃないのに、完成度が高くて、常に100点をキープしている感じ。鴎台全体がそうですが、アスリートとして大事なことだなって。
セッターは及川、とにかく泥臭い。アルゼンチンまで行ってプレーして、国籍まで変えちゃう。バレーでのし上がる覚悟があるな、と共感します。リベロは西谷。よくしゃべりますよね。アランマーレの田中麻帆も、スパイクを打つ時に近くで『ライン空いている!』って声を出したり、劣勢の時は鼓舞してくれたりするので、似ている部分があるかもしれません」
Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?
「梟谷学園のセッターの赤葦(京治)が、狢坂戦でミスを連発して一回コートを外れるんですが、試合を俯瞰で見て『今できることに集中すればいい』と気づくんです。タスクフォーカスのシーンは、自分に重なります。
Vリーグ時代に試合に勝てず、『得点しているのに、なんで』って思っていたんですが、やれることをやるしかないんだなって。ミスすると『ごめん』ってすぐ謝って引きずっていたんですが、今は監督に『狙ったミスはいい』って言ってもらえて、『あとで一本取ればいい』と余裕を持てるようになりました。憧れは牛島ですが、推しは赤葦。どうやったら破天荒な先輩をまとめられるのかな、って思います」
Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?
烏野高校vs白鳥沢学園高校
「絶対的エースがいなくても勝てる、というのはアランマーレの状況と似ています。烏野は全員が前向き。私も監督から、『下を向くな』『相手を倒すことだけを考えろ』とか言われていますが、こういう試合がしたいです」
【プロフィール】
若泉佳穂(わかいずみ・かほ)
所属:アランマーレ山形(2025−26シーズン)
1999年8月20日生まれ、福井県出身。身長175cm、オポジット。小学3年でバレーを始める。福井工業大学附属福井高校時代は、インターハイ、春高バレーに出場。中京大学を経て2022年にV.LEAGUE Division2のブレス浜松に入団。最優秀新人賞、得点王、ベスト6など多くのタイトルを受賞した。2025年、アランマーレ山形に入団した。
