神戸がアル・サッドとの激闘を制す。準決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

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 ヴィッセル神戸は現地4月16日、サウジアラビアで集中開催されているアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズの準々決勝で、カタールの強豪アル・サッドとプリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアムで対戦した。

 グループリーグを2位(5勝1分2敗/勝点16)で突破した神戸は、ラウンド16でFCソウル(韓国)に2戦合計3−1で勝利。準々決勝に駒を進めた。

 スタメンにはGK前川黛也、DFマテウス・トゥーレル、山川哲史、酒井高徳、永戸勝也、MF郷家友太、扇原貴宏、井手口陽介、FW大迫勇也、武藤嘉紀、佐々木大樹が名を連ねた。

 立ち上がりから攻守が激しく入れ替わる展開に。2分にはさっそくピンチ。速攻からロベルト・フィルミーノに打たれたシュートは、GK前川が防ぐ。その2分後には、武藤が遠い位置から積極的にミドルを狙う。これは大きく枠の上に外れた。

 すると6分に先制を許す。縦に速い攻撃から、アクラム・アフィフのスルーパスに抜け出したラファ・ムジカにネットを揺らされてしまう。

 攻勢を強め、19分、22分と佐々木がシュートを狙うなど、徐々にフィニッシュまで持ち込む回数を増やす神戸は、24分に試合を振り出しに戻す。

 右サイドからの酒井のアーリークロスに、ゴール前でフリーとなっていた大迫がヘディングで合わせる。強烈なシュートはGKの手を弾きゴールに吸い込まれ、エースが同点弾を奪う。

 34分にもビッグチャンス。大迫のヘッドがクロスバーに直撃し、そのはね返りに詰めた郷家のシュートもクロスバーに当たり得点とはならず。1−1のタイスコアで前半を終える。
 
 後半も前からプレスをかけて、相手の攻撃の芽を摘む。51分には、右CKからファーサイドで山川がヘディングで折り返すと、これに頭で合わせた大迫のシュートはゴールの上に外れる。

 そして主導権を握るなかで、アル・サッドにワンチャンスをモノにされる。61分、ゴール前への浮き球のパスに反応したフィルミーノの胸トラップの落としを、ムジカに右足のボレーで決められ勝ち越される。

 さらに、その4分後にフィルミーノのゴールで2点のビハインドに。それでも74分に反撃。ボックス内でジェアン・パトリッキが供給した横パスを受けた井手口が、右足でゴール左に流し込み、1点差に詰め寄る。

 そして終了間際の90+3分、広瀬陸斗の右サイドからのクロスに、ニアに走り込んだ武藤がヘディングで決めて劇的な同点弾。3−3で90分を終えると、突入した延長戦でも再三にわたりチャンスを創出するが、決めきれず。逆に決定機を与えたシーンでは、前川のスーパーセーブが光る。

 結局、延長戦でも決着つかず。試合はPK戦に突入し、これを5−4で制した神戸がベスト4進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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