【漫画】本編を読む→タレ袋の「こちら側のどこからでも切れます」って誰基準?

哀愁漂うタッチの漫画でサラリーマンの日常を発信している漫画家の青木ぼんろさん(@aobonro)が、働く誰もが経験するシーンを漫画化し、多くの共感を呼んでいる。本稿では青木さんのサラリーマン生活を描いた漫画「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」から、「タレ袋」を紹介する。

■醤油袋が爆発 白いニットが染まる惨事

「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」episode12〜タレ袋〜(1/12)


「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」episode12〜タレ袋〜(2/12)


「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」episode12〜タレ袋〜(3/12)


この作品が生まれたきっかけは、「『どこからでも切れます』と表示されていても『本当か?』と思いたくなるようなタレ袋に出合ってしまったときだ」と青木さんは語る。「これ何か基準があるのか?」「適当に表示してないか?」という疑念を持ったことが、漫画を描く動機になったという。

タレ袋が切れずに悪戦苦闘した失敗エピソードを尋ねると、多くの人が一度は経験したことがあるであろう惨事を明かした。お寿司の醤油袋を開けようとしたときに醤油が「チッ」と飛び出し、白いニットが醤油色に染まってしまったという。

■日常のすべてを鵜呑みにしない

青木さんは、この記事の読者に向けて「信用しすぎるな」というメッセージを伝えたいという。

「言われたこと、提示されたことをすべて鵜呑みにするのではなく、常に疑念の目を持つことが大切だと思っています。それは、人や国、政治にしても同じなので、僕のエピソードを通して伝わったらよいなと思います」と語る。

タレ袋一つとっても、その表示を信じるかどうか。日常を少し疑ってみることで、いつもの景色も違ってわかるかもしれない。青木さんは今後も、“恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない”けれど、どこか一大事にも感じるサラリーマン生活の光景を漫画で描き続けるという。

取材協力:青木ぼんろ(@aobonro)

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。