中国メディアは、日本を訪れた中国人が日本で遭遇して驚いたことについて紹介し、「日本人は当たり前すぎて何とも思わないかもしれないが、実際には非常に得難いもの」について論じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人にとってはごく当たり前のことでも、中国では決して「当たり前でない」ことは多々存在する。中国メディアの百家号は3日、日本を訪れた中国人が日本で遭遇して驚いたことについて紹介し、「日本人は当たり前すぎて何とも思わないかもしれないが、実際には非常に得難いもの」について論じた。

 記事がまず最初に挙げたのは「治安の良さ」だ。重大な犯罪が起きないことはもちろんだが、空き巣や置き引きのような犯罪すらほとんど起きないことは大きな驚きだと強調。さらに、治安の良さを示す証拠として、日本では中国と違って「建物の窓に防犯用の柵が設置されていないこと」、「日本人は飲食店などでトイレに行く時に貴重品を置きっぱなしにして席を離れること」、「日本のスーパーでは自分のカバンを店内に持ち込めること」を挙げた。中国では万引き対策として、カバンをロッカーに預けるルールとなっているスーパーは珍しくない。

 また、2つ目の「得難いもの」は、「そのまま飲める水道水」だと強調し、日本の水道水はしっかりと殺菌処理されているので安心して口にできると強調。中国では水道水を直接飲むことはできず、飲む場合は一度煮沸する必要があることを指摘した。

 さらに、3つ目として記事は「時間に正確な公共交通機関」を挙げ、日本ではバスでも電車でも時間どおりに運行されていると強調。中国では「バスがいつ来るか分からないまま、長時間待たされることも多々ある」と指摘する一方、日本ではこのようなイライラする状況に出くわすことはないと伝え、「日本人は当たり前すぎて何とも思わないかもしれないが、犯罪を警戒する必要がなく、水道水をそのまま口にでき、公共交通機関がいつでも時刻表どおりに運行しているというのは、実は非常に得難いことなのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)