キング・クリムゾンのロバート・フリップが80歳の誕生日、特別企画や新プロジェクトが始動
所属レーベルのDGM(Discipline Global Mobile)は、フリップの生誕80年を記念した特別企画「Fripp@80」の開始を発表した。これは、1967年にプロとしてのキャリアを開始してから約60年間に及ぶ、膨大なソロ録音やコラボレーション作品のカタログから厳選された音源を、1年間にわたり毎週デジタルリリースするプロジェクトだ。楽曲の配信に加え、音楽の背景にあるストーリーや新たな洞察を明かす解説、回想録なども合わせて公開される。
これと並行して、フリップは自身の新たな発信媒体として「Substack」(robertfripp.substack.com)を開設した。過去のアルバムのライナーノーツ、1980年代の『Musician』誌の連載記事、公式ウェブサイト「dgmlive」での日記、2022年の著書『The Guitar Circle』などの内容から厳選したテキストに加え、多様なコンテンツを今後発信していくという。
さらにDGMからは、1978年に主にニューヨークで録音されたアルバム『Exposure』のセッション音源も定期シリーズとしてリリースされており、毎週月曜日に新たなダウンロード音源が追加されている。
ロバート・フリップの近況
現在、フリップはかつてのような頻繁なツアー活動からは離れているものの、自身が「本当の仕事」と位置づける「ギター・クラフト(Guitar Craft)」の活動は継続している。直近ではイタリアで「オーケストラ・オブ・クラフティ・ギタリスト」のパフォーマンスを率いたほか、2026年11月にはヴィラ・サンチェルソにて「ギター・クラフト&ザ・ギター・サークル入門」コースの指導を行うことが決定しており、現在その受講登録が受け付けられている。
なお、フリップの80歳の誕生日にあたる5月16日は、1969年にキング・クリムゾンがロンドンのマーキー・クラブに初出演(ステッペンウルフのサポート)し、バンドの大躍進のきっかけを作った日(当時は23歳の誕生日)でもある。また、40年前の1986年の同日には、妻のトーヤと結婚し、その後のギター・クラフトの拠点となった家(レッド・ライオン・ハウス)の売買契約を完了させており、フリップの音楽人生とプライベートの双方において、幾重にも重要な節目が重なる記念日となっている。
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