約70年ぶりに新たな金鉱脈が発見され注目集める「山ヶ野金山」かつての採掘現場を巡るツアー
約70年前に閉山した霧島市横川町の山ヶ野金山で、新たな金の鉱脈が見つかり、話題になっています。1グラム2万5000円台と金の価格が高騰する中、再び注目を集める山ヶ野金山で、かつて金が採掘されていた現場を巡るツアーが開かれました。
霧島市横川町。緑に囲まれたこの山あいは、かつて「山ヶ野金山」として栄えました。江戸時代から昭和にかけて金の採掘が続きましたが、約70年ぶりに新たな金の鉱脈が見つかり、再び注目を浴びています。
「新しい金鉱脈が見つかったということで、非常に注目を浴びているところなんですけど、金が発見されて、また地域が活性化していけばいい」
鹿児島は自然条件に恵まれ金の鉱脈が作られやすいのですが、そのことはあまり知られていません。
(鹿児島大学 井村隆介准教授)
「火山活動でマグマがあり、雨が降って、温泉がたくさんあるということは金が地面から中で鉱脈として集まる仕組みが鹿児島には多くあります。それが最近の隆起によって地表に出ているから取りやすい」
火山活動によって生まれた金の鉱脈。6日に行われたのは、かつて金が採掘されていた現場を巡る体験型のツアーです。地質学に詳しい鹿児島大学の井村准教授や、山ヶ野金山文化財保護活用実行委員会の宇都会長のガイドで山を登りかつての面影を探します。山のいたるところにあるのは「坑道」です。
(岡本善久アナウンサー)
「山ヶ野金山の特徴の1つ、とじ山坑と言います。あそこに坑道があります。かつてはここを掘り進めて金を探し当てていました」
坑道の深さはどれぐらいなのでしょうのか?宇都さんが石を投げてみると…
(宇都隆志さん)
「いきます(石を投げる)今、音が止みました。深いですよね」
人ひとりがやっと通れる坑道。重労働の運搬に落盤の危険も。過酷な環境の中で、人々は金を掘り続けました。
(井村隆介准教授)
「幕末の薩摩藩の財力は、普通の農作物では稼げない。何で稼いでいたかというと、金じゃないか?」
薩摩藩の財政を支えたのは、この金山の存在が大きかったと考えられています。
天降川で砂をすくい、かつて人々が追い求めた金を探す砂金探しの体験も行われ、参加者たちは当時の人々に想いを馳せてました。
(参加した人)
「今は、木々が密集して森のような状態になっているが、昔は人も多くて、かなり栄えていた。どんな所だったのかなと思う」
(参加した小学生)
「金山、どうやって掘っていたかが分かってうれしかった」
新たな金の鉱脈が見つかった山ヶ野金山。再びゴールドラッシュは訪れるのでしょうか?再び町に賑わいは戻るのでしょうか?注目が集まっています。
