ヤングなでしこが佐野の決勝ゴールで北朝鮮を下し、アジア制覇を成し遂げた。(C)AFC

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 井尻明監督が率いるU-20日本女子代表は現地4月18日、タイで開催されているU-20女子アジアカップの決勝で北朝鮮と対戦した。

 グループステージを3戦全勝で首位突破したヤングなでしこは、U-20女子ワールドカップの出場権がかかる準々決勝でベトナムを4−0で下し、5大会連続となる本大会への切符を獲得。準決勝では中国に2−0で勝利を収め、ファイナルに駒を進めた。

 難敵・北朝鮮との決勝。同カードは5大会連続で、前回は北朝鮮に軍配が上がり、それ以前は日本が3連覇を飾っている。

 2大会ぶり7度目の優勝を目ざす日本は、立ち上がりから厳しい展開を強いられた。相手の攻勢を受け、12分には、縦に速い攻撃からソ・リュギョンにシュートを打たれる。これはGK岩崎有波が好セーブで防いだ。

 北朝鮮のフィジカルを前面に押し出したプレッシャーに押し込まれ、自陣での対応を余儀なくされる時間が続く。

 球際では激しく寄せられてボールを奪われ、背後を狙われる場面も目立った。それでも最終ラインと中盤の守備陣は粘り強く対応。ゴール前では身体を投げ出したブロックで自由にシュートを打たせない。

 一方の攻撃では、ボールを保持する時間帯こそ作るものの、相手のコンパクトな守備に苦しむ。効果的なスペースを見つけられず、前線への縦パスや仕掛けが寸断され、なかなか前進の糸口を掴めない。1点が遠く、スコアレスで前半を終える。
 
 後半も押し込まれるなかで、56分にセットプレーから先制。左サイドで得たFKから、福島望愛のクロスに、ファーサイドに走り込んだ佐野花がヘディングで合わせてゴール左に決めた。

 終盤にかけても猛攻を受けるが、選手たちは最後まで足を止めず。冷静にブロックを敷き、組織的な守備を続けた。

 そして、このまま最後まで1点のリードを守り抜き、試合終了の笛。ヤングなでしこが、アジア制覇を果たし、北朝鮮に対して前回大会のリベンジを果たした。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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