伊藤蘭「昨年は転んで手首を骨折、公演が中止に。娘・趣里と共演の夢も叶い、今は孫の可愛さに癒されて」
現在発売中の『婦人公論』2026年5月号の表紙は、俳優・歌手の伊藤蘭さん。昨年、転んで手首を骨折してからはカルシウムを摂るように気を付けていると話す蘭さん。全国ツアーを控え忙しい日々を送る中、自分らしくいられる秘訣は――。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影:浅井佳代子 構成:篠藤ゆり)
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余白を大事に
歌手活動を再開して、もうすぐ7年が経ちます。ファンの皆さんは、ここまで続くとは思わなかったのではないでしょうか。
私も最初は「記念にアルバムを出せたらいいな」くらいで、先のビジョンは描いていませんでしたから。
でも、もっと楽しんでもらうためにこうしようとか、ちゃんと歌えるようになりたいという思いが次に繋がっていったのです。
昨年1月には、娘の趣里が初めて一緒にステージに立ってくれました。断られるかなと思いましたが(笑)、快諾してくれて――。とても幸せでしたね。
滑って転んで
ただ、昨年は滑って転んで手首を骨折してしまい、7月の公演を中止せざるをえませんでした。その時に骨密度を調べたら想像以上に低かったため、今はカルシウムを摂るように気をつけています。
歩いている時も、「転ばないようにね」と、自分自身や豊さん(夫の水谷豊さん)に声をかけたり。
でも、豊さんはつまずいても、「おっとっと」と言いながらポーズを決めて着地するんですよ。私も今度、真似しようかしら。(笑)

『婦人公論』5月号の表紙に登場した伊藤蘭さん
楽しめなくなる前に
4月には4枚目のアルバム『Bright on』が発売され、全国ツアーも始まります。
今回はお客様が思わず体を動かしたくなるステージにしたくて、私もダンスに挑戦するのですが、手足がバラバラになりそう(笑)。今は本番に向けて、ボイトレやインナーマッスルを鍛えるエクササイズを頑張っています。
ただ、時には「今日は休んで明日やろう」と潔く諦める。120%を目指すと心も体も疲弊するので、自分を追い詰めていると感じたら、楽しめなくなる前に「手放そう」と言い聞かせます。「年齢に免じて許してください」って(笑)。
私、生活に余白がないのが嫌なんです。適度に力を抜きつつ真面目に取り組むのが、自分らしくいられる秘訣かもしれません。
プライベートでは、孫が生まれました。趣里は何かと私を頼りにしてくれて、時々、孫を預かることも。
少し前、豊さんが顔を見せると泣き出してしまうことがあって、おろおろする姿に笑ってしまいました(笑)。今は日々、赤ちゃんの可愛さに癒やされています。
