父親が関与認める供述…任意の事情聴取で 父親を知る人は 京都・南丹市男児遺体
13日に京都府南丹市の山林で、遺体で発見された11歳の安達結希くんについて、警察は死体遺棄事件として捜査を進めていましたが、15日夜、父親が関与を認める供述をしていることがわかりました。また、逮捕状を請求する方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
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15日に警察は、結希くんの自宅の家宅捜索を行っていました。
記者
「白い車が安達結希くんの自宅から出てきました」
警察署では15日朝から父親に対し、任意での事情聴取も行われていました。
父親を知る人は…
結希くんの父親を知る人
「真面目なタイプだった。トラブルを起こすようなことはなかった。人付き合いのいいタイプだった。明るいタイプ。周りに話しかけるし、周りからも慕われるタイプだった」
■死体遺棄事件として本格的な捜査

15日夜──。
岩粼陽フィールドキャスター(news zero)
「午後9時半過ぎです。結希くんの自宅周辺には今も規制線が張られ、警察官の姿があります」
捜査員の姿があったのは、13日に京都府南丹市で、遺体で見つかった安達結希くんの自宅です。
警察は15日、死体遺棄事件として本格的な捜査にふみきりました。行われたのは自宅の家宅捜索です。事態は午前7時過ぎに動き始めました。
記者
「警察車両が続々とやってきています。安達結希くんの自宅周辺に警察官が集まり始めました。自宅前には規制線が張られました」
数十人の警察官が集まり…
記者
「捜査員らしき人物が、安達結希くんの自宅へと歩いて行きます。手にメジャーを持っています。自宅の前の道路の幅を測定しているようです。自宅の庭にも捜査員の姿があります。庭でも写真の撮影をしています。いろんな場所でいろんな角度から撮影しています」
自宅に続く道を測定する様子や周辺の撮影など、自宅の周辺を入念に調べる様子がありました。
記者
「蔵のような入り口でしょうか。警察官が身ぶりを使いながら話しています」
警察が、広い敷地内を手分けして捜索し、捜査員同士でやりとりをしている姿もありました。
■死亡した時期は「3月下旬ごろ」

11歳で命を失った安達結希くん。警察によると、学校近くの駐車場に、父親が送り届けたのを最後に行方がわからなくなったといいます。
その姿は、学校や市内の防犯カメラに映っておらず、目撃情報もなく、3週間あまりの懸命な捜索が続きました。
そして13日、結希くんは南丹市内の山林で、遺体で発見されました。警察によると、死亡した時期は「3月下旬ごろ」で、死因は「不詳」としていますが、遺体に目立った切り傷や刺し傷などはなく、着衣の大幅な乱れもなかったということです。
別の方法で死因特定を目指すとしているなか、15日に家宅捜索が始まりました。15日はおよそ半日にわたって行われました。
■献花に訪れていた人は…

15日、結希くんの遺体が見つかった現場付近には…
岩粼陽フィールドキャスター(news zero)
「規制線の横には、きょうも花やお菓子などが手向けられています。きのうよりも増えていますね」
日中、雨が降るなか、献花に訪れていた人は…
大阪からきた男性
「同年代の息子と一緒にニュースを見ていて、速報が流れた瞬間に息子も涙を流していたので、本当に悲しい。雨も降っているので余計に、こんなところにいたと思うと胸が苦しくなる」
大阪からきた男性
「まだまだ11歳で、これから楽しい人生、有意義な人生が待ってるはず。11年で終わらせるのはあまりにも惜しい。どういった感じで、本人が(山林に)行ったのかどうか分からないですけれども、さみしい場所だなと」
■「悔しくて悲しくてたまりません」

また、結希くんの通う小学校は14日に「臨時休校」になっていましたが、15日から授業を再開しました。子どもたちにも説明を行ったといい、市の教育委員会は──。
南丹市教育委員会
「結希くんが無事に戻ってきてくれることを、みんなで信じて待っていたけれども、このような結果になってしまったこと、悔しくて悲しくてたまりません。いつも結希くんの優しい笑顔が浮かんでくるように、みんなも結希くんと一緒に過ごした楽しい時間を、みんなの心の中で大切にしてほしい」
捜査関係者によりますと、結希くんの父親が関与を認める供述をしていることなどから、逮捕状を請求する方針を固めたということです。
(4月15日放送『news zero』より)