アメリカ発「レモネードを売って小児がん支援」 金沢の団体が8万円超の収益で絵本などを寄付

「小児がん」とはどういう病気なのでしょうか。金沢医科大学の小児科医によりますと、小児がんとは15歳未満の子どもが発症するがん全体を指し、白血病や腫瘍など様々です。
石川県内の団体が取り組む小児がん支援のボランティア活動について渡邉百音フィールドキャスターが取材しました。
全国では年におよそ2000人、県内では平均すると年におよそ20人の子どもたちが小児がんと診断されています。
現代の医学では8割の小児がんは治るようになってきたと言われていますが、大人のがんと比べると種類がとても多い一方で、それぞれの患者数が少ないため、臨床試験を行いづらく、適切な薬が無い場合もあります。
理解を広め、子どもたちの助けになりたいと、県内では、小児がんを克服した患者やその家族がボランティア活動を始めています。
小児がん経験者とその家族が、小児病棟へプレゼント寄付の様子「入院している子どもやご家族に使ってください」「子どもたちとお母さんたちに届けたいと思います、ありがとうございました」
14日、金沢医科大学の小児病棟に届けられたのは絵本12冊とプレゼント40個。小児がんを経験した人やその家族などで構成する、「GOLDEN SMILEPROJECT いしかわ」が寄付しました。
「シール帳ですね、今流行りのシール交換するのにというのと、ハンドクリーム。お母さん用に」
プレゼントの中身はいま子ども達に大人気のシールとシールブック、そして24時間付き添うお母さん達に少しでも癒やしを、とハンドクリームを添えました。
アメリカ発祥の「レモネードスタンド」活動で資金集めるこれらは、県内で小児がんを経験した当事者の子ども達や、ボランティアが集めたお金で購入したもの。
集めた方法は「レモネードスタンド」です。レモネードを販売し、その売上金を小児がん支援に役立てるアメリカ発祥の活動で、2025年9月に金沢港クルーズターミナルで行い、8万5866円集まりました。
販売や売り子を務め、購入したプレゼントを詰めるラッピングも担当しました。
ラッピング作業の様子「ハサミでこことここを同じ長さで切る」
小児がん経験者「嬉しい気持ち(になって欲しい)」「応援してくれてる人がいるということをこういうふうにして受け取ってもらえたら」
子どもたちは平日で学校のため、14日は保護者が代わりに病院にプレゼントを持ってきました。
GOLDEN SMILE PROJECT いしかわ・山崎誠ニ副代表「(息子が)10年以上前に神経芽腫という病気で入院していて今治療頑張ってる子ども達と保護者に頑張ってほしいなという思いここの医科大学だけじゃなく支援できたらいいなと思っている」
金沢医科大学小児科学・伊川泰広教授「ぷよぷよのシールとシール帳がすごく好きなのできっと子ども達は喜んでくれると思う」
ボランティアの中には、当時診察を受けていた人もボランティアメンバーの中には当時診察していた子もいるようです。
金沢医科大学小児科学・伊川泰広教授「苦労している事もよく知ってるいのでそういう子ども達が一生懸命お金を集めて買ってきたものをラッピングして届けてくれたというのは嬉しい。1人1人の顔も浮かびますしね。」
伊川教授は支援活動が広がれば、小児がんの治療や研究も進むと期待を込めます。
金沢医科大学小児科学・伊川泰広教授「Q募金活動や広く知ってもらう活動がどんどん波及すれば治療研究にも役立つ日がくる?間違いなく来ると思う。研究をしていくのにはどうしても人的・お金でのサポートが必要。(支援が広がれば)研究が前にどんどん進んでいくというのは大きく期待できると思う。」
