KNB北日本放送

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きのうに続いて県高校生海外派遣団の活動を紹介します。

同行取材した長岡記者です。

19人の高校生たちは12日間の日程でアメリカ・オレゴン州を訪れました。

きょうはホームステイの様子などをお伝えします。

派遣団は日本とアメリカの学校教育の制度や指導法の違いを学ぶためオレゴン州政府教育局を訪れました。

魚津高校2年 小林蒼空さん
「Educational gaps caused by differences in family economics status?」

オレゴン州政府教育局 局長
「Some student who don’t have much resources and the families(経済的に貧しい子どもやその家族にはより多く資金を送って援助している)」

高岡高校2年 船木皐弥伽さん
「政府の方がもっとよりよくしようと考えているのが直に感じられてよかったです」

西海岸はアメリカでもとくに日本語教育が盛んな地域のひとつです。

シェルドン高校では1400人の生徒のうち、およそ120人が日本語を第二言語として学んでいます。

富山南高校2年 小柴愛子さん
「what are some differences between Japanese and American education?」

アメリカ人生徒
「I think what like one of the bigger differences is how you guys have uniforms…(一番大きな違いの一つは君たちは制服を着るけど僕たちはなんでも好きなものを着ていいということだと思う)」

生徒たちは、おわら風の盆や富山湾の海の幸など、富山の魅力を英語で紹介しました。

富山北部高校2年 大内咲良さん
「自分の地元である八尾をおわら風の盆を海外の方に伝えることができたことで、多くの方に富山を知ってもらうきっかけができてよかったと思います」

そしてこの日の夜からは2泊3日のホームステイが始まります。

谷川柊香さんと森田玖怜さんは、シェルドン高校で日本語を学ぶ生徒がいる家庭で、3日間を過ごします。

初めて海外を訪れた谷川さんは緊張しながらも、ジェスチャーを交え、会話を弾ませていました。

ホストファミリーの母親
「Do you have pets in your house?(ペットは飼っていますか)」

呉羽高校2年 谷川柊香さん
「Yes I have a cat named Pepe and he is boy he is about 5(ペペという名前の5歳の猫を飼っています)」

谷川柊香さん
「新鮮で自分の人生の中ですごく強く印象に残りそうな時間になると思います。楽しみです」

森田さんは、アメリカのリアルな生活を体感できるホームステイを1番楽しみにしていました。

入善高校1年 森田玖怜さん
「自分から話しかけるっていうのを目標にやってこうかなと思います」

茶道部に所属する森田さんはお茶会を開き、日本文化も紹介しました。

こちらは、一緒にスポーツをしたいと話していた鈴木結太さん。

ホストファミリーの三兄弟の末っ子、ジャクソンくんとミニバスケで仲を深めました。

また、日本から持ってきたお土産を渡すと。

滑川高校2年 鈴木結太さん
「This is Dagashi. Old and reasonable sweets.(これは駄菓子です。古くから受け継がれる、リーズナブルなおかしです)」

「笛ラムネ like a whistle. Let’s try(これは笛みたいなお菓子です。やってみよう)」「ピー あはは」

お菓子は大好評でホストファミリーとの距離は一気に縮まりました。

海外を訪れるのが初めての生徒が多い中、最初は緊張していたものの会話を重ねるうちに打ち解け、異国の文化への理解を深めていきました。

ホームステイでは3日間、それぞれの家庭で充実した時間を過ごしました。

最終日の夜には生徒とホストファミリー全員が集まり夕食会が開かれました。

日本の「ソーラン節」も披露して会場は拍手に包まれました。

富山中部高校2年 金澤桜子さん
「ほんとにすっごい楽しかったです、絶対帰りたくないです。このままお家の中で過ごしていたいです」

富山高校1年 北山智咲乃さん
「さみしいです、めっちゃさみしい。I’m very, I miss you 」

別れを翌日に控え会場では涙があふれていました。

そしていよいよ、別れの時です。

桜井高校2年 齋藤玲那さん
「アメリカンスタイルのレストランに連れて行ってもらったことが印象的で、日本にはないピーナッツを割ってそのまま床に捨てるっていうのがめちゃくちゃ印象的でとてもいい思い出になってます」

新湊高校2年 矢野怜賢さん
「最高な3日間でした。ほんとに楽しかったです。もうなんか、その富山に来てくれたらおもてなしをいっぱいしたいなって思ってます」



言葉が思うように通じず、生活スタイルの違いにも戸惑いながら過ごしたホームステイ。

それでも、生徒たちはホストファミリーとの確かな絆を育みました。

「I love you」

この12日間の経験は生徒たちにとって大きな財産となりました。

魚津高校2年 小林蒼空さん
「僕は将来教育に携わることが夢で、全ての子どもたちに素晴らしい教育が行き届くように僕自身がグローバルリーダーとなってこの派遣に参加させてもらったことを富山県、そして日本全体に還元できるように頑張っていきたいと思っています」

富山高専3年 黒田瑚子さん
「私は将来海外で働いてみたいとか日本とか富山の良さを海外に発信してみたいとかそういう目標をもって今回の研修に参加したんですけど、自分自身の学びを自分の成長だけじゃなくて富山県の発展とか富山県の魅力発信にも繋げてみせます」

12日間の海外派遣で生徒たちはたくましく成長しましたね。

はい。言葉の壁にぶつかり思うように伝えられない悔しさや文化の違いに戸惑う場面もありましたが、この派遣を通して英語を話すことに自信を持てた生徒や夢を見つけた生徒がいました。

県の高校生海外派遣事業は、今回が最後となりました。

あすのエブリィでは43年間を振り返るとともに、この事業が人生の転機となった人たちを紹介します。

ここまで、長岡記者でした。