「1年も付き合ってるのに、回数は片手で数えられるだけなんです…」20代同棲カップルの闇とは
マッチングアプリに合コン、コリドー街といった歓楽街でのナンパなど…。
令和の時代は、日常生活で知り合うことのない人々との出会いで溢れている。
そこで東カレ読者から「20代男女の恋愛事情」を募集したところ、生々しい体験談が続々と集まった。
その艶やかな日常を、ほんの少し覗いてみよう。

Vol.8 挙式前に、過去の恋愛を一掃する女
名前:ハヅキ(仮名)
年齢:30歳
職業:会社員
女性は新しい彼氏ができると、過去の思い出を切り捨ててしまうと言われているが…本当にそうだろうか?
今回登場するのは、今年8月にめでたく入籍したというハヅキさん。「いまはすごく幸せ」と語る彼女も、現在の彼と出会うまでは紆余曲折あったようだ。
彼女が20代を共に過ごした、印象深い元カレたちを振り返る。彼女が悲恋から這い上がり、無事に幸せを掴んだ姿をぜひ参考にしてほしい。
ハヅキさん:これまでお付き合いしてきた人はいろんなタイプがいましたが、特に印象に残っているのは“付き合い始めて3か月で同棲した人”かな。
彼とは、無理矢理連れて行かれたBBQで出会いました。
当時食事会とかにいい思い出がなかったので、そういった類の誘いは全部断っていたのですが…急遽女の子が一人足りなくなったそうで、補充要員でした(笑)
東カレ編集部:そこに彼も来てたんですね。
ハヅキさん:彼は男性側の幹事でした。つまり、友達の友達です。
その後、お互いの価値観が合うなと気付いて意気投合。特に“束縛がキライ”という共通点があって。
東カレ編集部:束縛、ですか?
ハヅキさん:私、大学生の時に付き合っていた初彼氏が、かなり束縛の激しい人で…トラウマがあったんです。
それに彼も、大学時代に付き合っていた彼女の束縛がキツかったみたいで。「次に付き合う人は、束縛しない人がいい!」という価値観が一致してました。
あとはふたりともお酒が飲めなかったので、家で美味しいご飯を食べることが好きだったり、好きな本が一緒だったり。
いろいろ似てるなって感じる部分が多くて、27歳のときに付き合ってました。
東カレ編集部:27歳ですか…そろそろ付き合う相手とは結婚を考えたりする時期ですよね?
ハヅキさん:そうですね、彼も同い年だったので。
初めの頃はお互いを思いやる気持ちもあったし、一緒にいることが楽しかったんです。忙しい合間を縫って、デートを楽しんでいました。
次第に、ふたりの間に暗雲が漂い始める…
ハヅキさん:そのうち、家の更新のタイミングもあって同棲を始めました。
まだ付き合って3か月目だったのですが、彼が仕事人間だったので同棲くらいしないと一緒の時間を過ごせなくて…。それに当時、私は転職が決まっていて仕事をしていない時期だったので、ずっと彼の家にいたんです。
彼と一緒に過ごすことが苦ではなかったし、彼も当時は同じ気持ちだったみたい。
東カレ編集部:それで同棲をスタートさせたんですね。「お互い束縛されるのが大嫌いだった」とのことですが、同棲することに不安はありませんでしたか?
ハヅキさん:ありませんでした。むしろ束縛って“相手の目の届かないところにいるとき”にされるものなので…。束縛された経験のある人なら、一緒にいた方がラクだって言うと思います。
…そう思っていたのですが、私が朝型で彼は夜型の生活。ワンルームに住んでいたのに、顔を合わせるのはどちらかが寝ている時。すれ違いすぎて別れました!(笑)
東カレ編集部:同棲しているのに、寝顔しか見れないんですか!お互い、仕事の時間がすごくズレてたんですか?
ハヅキさん:そうですね。彼はフレックスで働いていたようなので、終電や朝まで仕事して翌日11時とかに出社してました。
私は朝早くから仕事したいタイプだったので、理解できなくて。だったら早く会社に行って、夜早く帰ってくればいいのにって。
私が寝てから彼が帰宅、彼が寝ている間に私が起きて会社に行く…そういう生活リズムになっているので、休日も彼は起きてこない。
本当は一緒に出掛けたりしたいのに、それができないのはストレスが溜まりましたね。
東カレ編集部:もはや同棲している意味も、付き合っている意味もないですね…。
ハヅキさん:上記のような生活をしているので、そもそも会話をすることすら困難で…夜の関係も当然ないし、1年弱付き合っていて回数は片手に収まるくらいでした。
東カレ編集部:別れ話すらもできなかったんじゃないですか?
ハヅキさん:私が平日の朝、起きて身支度をしているときに少しだけ。彼が寝起きで「別れるか、別々に暮らすかしない?」って言ってきて、私が「うん」って言って終了でした。
その日は友達の家に泊めてもらって、後日彼がいない間に荷物を運び出しました。
私が元から所有していた大きい家具や荷物は、ロッカールームを借りてそこに一時保管。しばらくは優しい友達の家に泊めてもらってました(笑)。

ハヅキさん:この人以外にも、強烈だったな…と思う彼氏がいたんです。彼は28歳のときにアプリで出会って、半年くらい付き合っていた人なのですが。
モラハラと浮気がヒドかったんです。
東カレ編集部:浮気に加えてモラハラですか…?
ハヅキさん:そうなんです。彼はとにかく、常に浮気をしていて。
合鍵を渡されているにも関わらず、部屋を訪れると女性が泊まった影が毎回ありました。女性からの「昨日は楽しかったです♡」みたいな置き手紙があったり…。
東カレ編集部:浮気を隠そうともしなかったんですね。
ハヅキさん:はい。ほかにも私の影を消すために、私物を押し入れに突っ込まれていたこともありました。それなのに、私のモノじゃないクレンジングがあったり。
でも彼は絶対に最後まで浮気を認めませんでした。
ハヅキさんが苦しめられた、モラハラ彼氏の実態
ハヅキさん:彼は浮気ばっかりなのに、私が女友達とゴルフに行こうとすると「男がいるだろ」と騒ぎ立てたり、美容院に行けば「男に髪の毛触られて喜んでるのか?」と言い出したり。
あとは一緒にいるときに携帯を触ると怒るので、触らないようにしていたら「最近オレの前で、携帯見なくなったよな」と浮気を疑われて。
東カレ編集部:浮気性な人ほど、束縛するって言いますもんね…。
ハヅキさん:それに浮気だけでなく、お金にもルーズだったんです。
「あとで返すから、光熱費払っといて」と言われて。でも絶対返してくれなかったです。しかも数か月分なので、結構な金額。
東カレ編集部:最低ですね…モラハラ彼氏だと、別れ話もゴタつきそうですが。
ハヅキさん:彼から「もう別れる」と言ってきたくせに、少し経つと「こんなことで別れるの?」とか試されることが何度もありました。
本気で別れたくて「もう無理だから」とこちらから言っても、平気で「なんで連絡してくれないの?」とLINEが来たり。
なので、最終的には完全に無視です。向こうもプライドがあったのか、そのうち泣きつくような態度はしてきませんでした。

ハヅキさん:ここまでいろいろありましたが、今年の夏に結婚して年明けに式を挙げます。今はすごく幸せです!
東カレ編集部:もうすぐですね…!本当におめでとうございます!
ハヅキさん:今の夫は、新卒で入社した会社の同期だったんです。ですが大きな会社だったので、入社してすぐの頃は彼のことを知らなくて。
その後同期の集まりが3年目の時にたまたまあり、そこで知り合いました。
知り合ってからしばらくは夜中に電話したり、仲良くしていたのですが。仕事も忙しく、特に仲がそれ以上深くなることはありませんでした。
そのうち彼は千葉の遠いところに配属になったり、私も転職したりして疎遠になってたんです。
東カレ編集部:じゃあ、彼との距離が急接近したきっかけは…?
ハヅキさん:何となく、去年の12月頃に久しぶりに会おうという話になって。
お互いの近況報告をしたりしていたら、その日のうちに「付き合おう」と告白されました。
東カレ編集部:…!?
ハヅキさん:私は「冗談でしょ」と断っていたのですが「少し真剣に考えてよ」と言われて。
「じゃあ本気で付き合うつもりなら、もう結婚しよう」と私から言いました。
いろんな男性を経験しましたし、浮気男と別れた直後だったので「どうせ彼も“結婚”というワードからは逃げるだろう。それならそれでいいや」という気持ちがあったんです。
東カレ編集部:逆プロポーズしたんですか!
ハヅキさん:はい。それで彼の答えがイエスだったので、そのまま年末に実家へ連れて帰り、両親に挨拶してもらいました。
いわゆる交際0日で結婚を決めたんです(笑)
東カレ編集部:すごい…!逆転ホームラン、決めましたね!
ハヅキさん:正直、彼の優しさに甘えたんです。
だけど彼はいつも仕事を一生懸命頑張っていて。私への愛情もすごく感じられるし、こちらも一生懸命尽くさなくてはと思うようになりました。
東カレ編集部:ステキな変化ですね。最後に、これまでの恋愛を振り返っていかがですか。
ハヅキさん:これまでいろんな人と付き合ったことが、特に良かったとも思いませんが(笑)
その人達と付き合ってなかったら、今の旦那さんを選んでなかったとも思うので。結果、これまでの経験が活きているのかもしれませんね。
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まさかの交際0日で逆プロポーズを決め、見事ゴールインを果たしたハヅキさん。
これまでのダメな恋愛があったからこそ、今のご主人の良さを見つけることができたようだ。
彼女が過ごした20代の恋愛事情を聞いていると、結婚も幸せも待っているだけではやって来ないのだと実感させられるのだった。
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職場崩壊させる女

