iPhoneが故障!その時に損しない・失敗しないiPhoneの保証選びと修理に出す方法
どんなに大事にiPhoneを使っていても、形あるものはいつか、それも突然に壊れる。それはiPhoneとて同じこと。「液晶画面が割れてしまった」、「電源が入らなくなった」など、iPhoneの故障は、決して他人事では無い。
「もしも」の事態になったとき、あなたは何をどうすればよいか、ちゃんと答えられるだろうか?
本記事では、万が一、iPhoneに修理が必要に陥った際、パニックにならい、損をしないための対応方法を解説した。
●iPhoneの保証についてしっておこう 保証の種類と対応
iPhone製品には、購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償電話サポートがついている。
このほか、AppleCare+ for iPhoneに加入すると、保証とサポートが購入日から2年間に延長される。保証期間中は、iPhone本体、バッテリー、付属のイヤフォンとアクセサリ操作上の不慮の事故に対する修理などのサービスを最大2回まで、1回につき7,800円(税込)で対応となる。
手軽だが穴も多い通常保証
通常保証では、保証期間以内で故障の状態が条件に合えば無償修理をしてもらえるが、保証規定の条件に合わない場合は全て有償修理になるので注意が必要だ。
通常保証の規定は、バッテリーは「材質・製造上の問題がある」と判断した場合のみ交換。破損・水没の場合は通常保証では対象外となる。また、保証期間が終了すると、1回7,800円(税込み)の交換費用が発生する。
ちなみに対象外でも修理はできるが、iPhone 5sで最大で20,801円(税込み)、iPhone 4Sなら同じく17,800円(税込み)となる。
破損・水没にも対応するAppleCare+ for iPhone
一方、AppleCare+ for iPhoneに加入すると、保証とサポートが購入日から2年間に延長される。保証期間中は、iPhone本体、バッテリー、付属のイヤフォンとアクセサリが操作上の不慮の事故での故障などに対する修理を最大2回まで、1回につき7,800円(税込)で対応してくれる。
保証規定も、「バッテリーに材質・製造上の問題がある」または「バッテリーの能力が仕様の 50% 以下になった」と判断した場合は無料交換となっている。
また破損・水没でも保証の対象となり、最大2回まで1回7,800円(税込み)で修理・交換が可能。ただし破損状況が酷い場合は対象外になる場合もある。
AppleCare+ for iPhoneの加入料は9,800円(税込み)。支払い方法は一括払いと24カ月払いの2通り。一括払いは Apple Store、AppleCare コレクトセンターに限られる。24カ月払いはドコモ、au、ソフトバンクで購入時に申し込みとなる。iPhoneの購入時にAppleCare+ for iPhoneを申し込まなかった場合は、購入から30日以内であればApple Store、AppleCare コレクトセンターで申し込むことができる。ただし、この場合の支払いは一括払いとなる。
・キャリアショップでは修理受付はしてない?
修理受付は、Apple正規サービスプロバイダ、Apple Store、Appleオンライン修理サービスで受付けとなる。購入したキャリアショップでは受け付けてはいないので注意しよう。
●修理の持ち込みの Apple Store持ち込み修理が最速
少しでも早くiPhoneを修理したいのならApple StoreのGeniusBarへ持ち込むのが一番早い。ただし、GeniusBarが混雑している場合があるので、予約しておく方が良いだろう。予約方法は「Apple Store」公式アプリを使って予約すると簡単だ。
「Apple Store」公式アプリでの予約の仕方
Apple Storeアプリで来店修理の予約をしよう
1.Apple Storeアプリを起動し、画面下部の「ストア」タブをタッチし、「Genius Bar」へ移動する。
2.次に修理対象のApple製品を選択する。
3.次に来店予定の日時を選択する。この時、すでに予約が埋まっている時間帯は表示されないようになっている。
4.日時を決めたら、最終確認となる。「どのようなサポートをご希望ですか?」の部分は記載しなくても構わないが、対応がスムーズになるよう記載するのも良いだろう。
5.問題なければ、OKを押して最後にApple ID/パスワードを入力して予約完了となる。
●Appleストアに持ち込みができない場合
Appleのサポートページから修理を依頼し、iPhoneを郵送して、送り返してもらう「オンライン修理サービス」が利用できる。
Appleのオンライン修理サービスは郵送修理を受け付ける
手順は、以下のようになる。
1.Appleのオンライン修理サービス から修理を申し込む (Apple ID によるサインインが必要)
2. Appleの指定配送業者によるiPhoneの集荷(無料)
3.数日後、検証の結果により、交換品が届けられる。
この方法での注意は、iPhoneを送り出した後の代替機がないため、他にiPhoneに変わる機種が手元にないと数日間は通信ができない状況になる。
そこで、代替え器が必要な場合は、「エクスプレス交換サービス」を利用すると代替え機種を確保することができる。
「エクスプレス交換サービス」は、修理代にプラス3,400円(税込み)を追加することで、同機種の交換機を先に届けてもらい、入れ替えに故障した端末を送ることができる。AppleCare+ for iPhoneに加入していれば、サービス料無料でエクスプレス交換サービスも利用できる。
●Apple Storeで修理ができないiPhoneがある?
海外で購入したiPhoneなどの国内での対応は、どうなるのだろうか。基本的には海外機種でも修理/交換対応は可能。ただし、米国の一部の機種、カナダ、メキシコ、プエルトリコのiPhone 5などに関しては、日本国内での修理・交換対応ができない場合もある。
理由はiPhoneには同一のモデルのように見えても各国キャリアの通信規格や仕様の違うモデルが存在する。つまり日本国内で扱われているiPhoneと規格が違うモデルは部品が異なるため、Apple Japanでは修理・交換ができないというわけだ。
●修理専門店を利用する場合
最近では保証期間が切れている場合や、価格面などから修理業者に修理を依頼するユーザーも増えている。修理専門店の費用は正規の半分程度で済む場合もあり、料金的にはメリットもあるが、デメリットもある。
修理専門店の修理では、正規店以外の分解・修理に相当するので、その後のApple正規のサポートが受けられなくなる可能性がある。
Appleの正規保証が受けられる購入後1年未満やAppleCare+ for iPhoneに加入している場合は、よく検討してから修理専門店の利用を決めたほうが良いだろう。
自分のiPhoneの保証期間は? 調べる方法
iPhoneが保証期間を調べる方法は、AppleのWebサイトのAppleサポートでiPhoneのシリアル番号を入力すれば、保証期間を簡単に知ることができる。
シリアル番号は、以下の方法で確認することができる
・iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」
・iTunesや購入時の箱に貼られているバーコードラベル
※iPhone 5の場合、本体裏に印字されているIMEI番号(端末識別番号)でも可能
このようにiPhoneが故障やトラブルに遭遇した場合、おちついて、上記の方法から、最適な方法を選んで対処してほしい。
甲斐寿憲
「もしも」の事態になったとき、あなたは何をどうすればよいか、ちゃんと答えられるだろうか?
本記事では、万が一、iPhoneに修理が必要に陥った際、パニックにならい、損をしないための対応方法を解説した。
●iPhoneの保証についてしっておこう 保証の種類と対応
iPhone製品には、購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償電話サポートがついている。
このほか、AppleCare+ for iPhoneに加入すると、保証とサポートが購入日から2年間に延長される。保証期間中は、iPhone本体、バッテリー、付属のイヤフォンとアクセサリ操作上の不慮の事故に対する修理などのサービスを最大2回まで、1回につき7,800円(税込)で対応となる。
手軽だが穴も多い通常保証
通常保証では、保証期間以内で故障の状態が条件に合えば無償修理をしてもらえるが、保証規定の条件に合わない場合は全て有償修理になるので注意が必要だ。
通常保証の規定は、バッテリーは「材質・製造上の問題がある」と判断した場合のみ交換。破損・水没の場合は通常保証では対象外となる。また、保証期間が終了すると、1回7,800円(税込み)の交換費用が発生する。
ちなみに対象外でも修理はできるが、iPhone 5sで最大で20,801円(税込み)、iPhone 4Sなら同じく17,800円(税込み)となる。
破損・水没にも対応するAppleCare+ for iPhone
一方、AppleCare+ for iPhoneに加入すると、保証とサポートが購入日から2年間に延長される。保証期間中は、iPhone本体、バッテリー、付属のイヤフォンとアクセサリが操作上の不慮の事故での故障などに対する修理を最大2回まで、1回につき7,800円(税込)で対応してくれる。
保証規定も、「バッテリーに材質・製造上の問題がある」または「バッテリーの能力が仕様の 50% 以下になった」と判断した場合は無料交換となっている。
また破損・水没でも保証の対象となり、最大2回まで1回7,800円(税込み)で修理・交換が可能。ただし破損状況が酷い場合は対象外になる場合もある。
AppleCare+ for iPhoneの加入料は9,800円(税込み)。支払い方法は一括払いと24カ月払いの2通り。一括払いは Apple Store、AppleCare コレクトセンターに限られる。24カ月払いはドコモ、au、ソフトバンクで購入時に申し込みとなる。iPhoneの購入時にAppleCare+ for iPhoneを申し込まなかった場合は、購入から30日以内であればApple Store、AppleCare コレクトセンターで申し込むことができる。ただし、この場合の支払いは一括払いとなる。
・キャリアショップでは修理受付はしてない?
修理受付は、Apple正規サービスプロバイダ、Apple Store、Appleオンライン修理サービスで受付けとなる。購入したキャリアショップでは受け付けてはいないので注意しよう。
●修理の持ち込みの Apple Store持ち込み修理が最速
少しでも早くiPhoneを修理したいのならApple StoreのGeniusBarへ持ち込むのが一番早い。ただし、GeniusBarが混雑している場合があるので、予約しておく方が良いだろう。予約方法は「Apple Store」公式アプリを使って予約すると簡単だ。
「Apple Store」公式アプリでの予約の仕方
Apple Storeアプリで来店修理の予約をしよう
1.Apple Storeアプリを起動し、画面下部の「ストア」タブをタッチし、「Genius Bar」へ移動する。
2.次に修理対象のApple製品を選択する。
3.次に来店予定の日時を選択する。この時、すでに予約が埋まっている時間帯は表示されないようになっている。
4.日時を決めたら、最終確認となる。「どのようなサポートをご希望ですか?」の部分は記載しなくても構わないが、対応がスムーズになるよう記載するのも良いだろう。
5.問題なければ、OKを押して最後にApple ID/パスワードを入力して予約完了となる。
●Appleストアに持ち込みができない場合
Appleのサポートページから修理を依頼し、iPhoneを郵送して、送り返してもらう「オンライン修理サービス」が利用できる。
Appleのオンライン修理サービスは郵送修理を受け付ける
手順は、以下のようになる。
1.Appleのオンライン修理サービス から修理を申し込む (Apple ID によるサインインが必要)
2. Appleの指定配送業者によるiPhoneの集荷(無料)
3.数日後、検証の結果により、交換品が届けられる。
この方法での注意は、iPhoneを送り出した後の代替機がないため、他にiPhoneに変わる機種が手元にないと数日間は通信ができない状況になる。
そこで、代替え器が必要な場合は、「エクスプレス交換サービス」を利用すると代替え機種を確保することができる。
「エクスプレス交換サービス」は、修理代にプラス3,400円(税込み)を追加することで、同機種の交換機を先に届けてもらい、入れ替えに故障した端末を送ることができる。AppleCare+ for iPhoneに加入していれば、サービス料無料でエクスプレス交換サービスも利用できる。
●Apple Storeで修理ができないiPhoneがある?
海外で購入したiPhoneなどの国内での対応は、どうなるのだろうか。基本的には海外機種でも修理/交換対応は可能。ただし、米国の一部の機種、カナダ、メキシコ、プエルトリコのiPhone 5などに関しては、日本国内での修理・交換対応ができない場合もある。
理由はiPhoneには同一のモデルのように見えても各国キャリアの通信規格や仕様の違うモデルが存在する。つまり日本国内で扱われているiPhoneと規格が違うモデルは部品が異なるため、Apple Japanでは修理・交換ができないというわけだ。
●修理専門店を利用する場合
最近では保証期間が切れている場合や、価格面などから修理業者に修理を依頼するユーザーも増えている。修理専門店の費用は正規の半分程度で済む場合もあり、料金的にはメリットもあるが、デメリットもある。
修理専門店の修理では、正規店以外の分解・修理に相当するので、その後のApple正規のサポートが受けられなくなる可能性がある。
Appleの正規保証が受けられる購入後1年未満やAppleCare+ for iPhoneに加入している場合は、よく検討してから修理専門店の利用を決めたほうが良いだろう。
自分のiPhoneの保証期間は? 調べる方法
iPhoneが保証期間を調べる方法は、AppleのWebサイトのAppleサポートでiPhoneのシリアル番号を入力すれば、保証期間を簡単に知ることができる。
シリアル番号は、以下の方法で確認することができる
・iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」
・iTunesや購入時の箱に貼られているバーコードラベル
※iPhone 5の場合、本体裏に印字されているIMEI番号(端末識別番号)でも可能
このようにiPhoneが故障やトラブルに遭遇した場合、おちついて、上記の方法から、最適な方法を選んで対処してほしい。
甲斐寿憲