デリケートゾーンの洗い方、間違っていませんか?膣の健康を守る正しいセルフケア【医師解説】

「デリケートゾーンの悩みは相談しにくい……」と感じていませんか? かゆみや痛み、おりものの異常などの症状があっても、「病院に行くほどではない」と放置してしまう女性は少なくないようです。しかし、膣の健康は全身の健康にも影響を与え、適切なケアをしないと症状が悪化することもあります。今回は、膣のトラブルの対処法やセルフケア方法について、「アロリエクリニック」の市川先生に解説していただきました。

監修医師:
市川 りえ(アロリエクリニック)

東邦大学医学部卒業。その後、東邦大学医療センター大橋病院産婦人科入局、病院やクリニック勤務で経験を積む。2023年、東京都品川区に「アロリエクリニック」を開院。日本産科婦人科学会専門医、臨床分子栄養医学研究会認定医。日本思春期学会、日本性感染症学会、日本抗加齢医学会、点滴療法研究会の各会員。

編集部

膣の乾燥でも病院に行くべきなのですか?

市川先生

膣の乾燥は、閉経期や授乳期などのホルモンバランスの変化やストレスの影響を受けることがあります。また、ピルの内服中も乾燥しやすくなります。デリケートゾーン専用の保湿剤が市販されており、きちんとしたものを選べば効果も期待できます。ただし、あまりに乾燥が続くようであれば、原因を特定するためにも受診することをおすすめします。

編集部

膣の変化は放置しない方がいいのですね。

市川先生

そのとおりです。最近は「フェムケア」「膣ケア」といった言葉も少しずつ一般的になってきています。肌や髪の毛をケアするように、ご自身のデリケートゾーンのケアも意識していただけたらと思います。

編集部

普段の生活の中では、どのようなケアができますか?

市川先生

保湿剤で適度に保湿するほか、デリケートゾーン用の洗浄剤などで清潔を保つのもいいと思います。ほかには、締めつけの少ない下着を選ぶ、食生活に気をつけるなど、日常生活でできることから始めてみましょう。

編集部

ほかにもあれば教えてください。

市川先生

一般的なナプキンには吸収剤として高分子ポリマーを使用していることが多く、蒸れやすくなったり体を冷やしたりするデメリットがあります。そのため、ナプキンやおりものシートを選ぶ際はオーガニックコットンの商品をできるだけ選んでみましょう。もう少し余裕があれば、布ナプキンを使うのもおすすめです。その場合は、布ナプキンを洗う洗剤などにも注意が必要です。できれば香りの残る柔軟剤は使わないことをおすすめします。また、お風呂でデリケートゾーンを洗う際は、膣のpHに近いフェミニン用のソープで優しく洗いましょう。

※この記事はメディカルドックにて<【女性必見】デリケートゾーンのかゆみ・痛みの原因はご存じですか? 対処法やセルフケアも医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。