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 ◇セ・リーグ 広島1―0中日(2026年3月29日 マツダ)

 栗林が先発に転向するにあたって、一番大切にしてきたのが、捕手とのコミュニケーションだった。

 「救援は1打席勝負で、相手の弱点を突いて抑えるというスタイルだが、先発は何度も回ってくるので、それだけでは打たれることもある。配球も捕手とコミュニケーションを取りながら、スタイルを確立したい」

 先発転向に伴い、新井監督からは「遊びを覚えてほしい」と伝えられてもいた。その遊びとは、多彩な球種を使いながら投球を組み立てること。救援時は直球とフォーク主体だったが、先発ではモデルチェンジが求められた。試運転のオープン戦では捕手との意思疎通がうまくいかないケースもあった。それでも「坂倉を信じて腕を振った」。女房役との“共同作業”でつかんだ先発1勝に、充実感を漂わせた。