3Dプリンターの利用についてまわるのがサポート材・失敗作・不要になったテスト造形物などが廃棄物としてたまりやすいという問題。こういった3Dプリント由来のプラスチックごみを自宅で再びフィラメントとして使える形に戻す装置「ExtrudeX」が登場しました。

The 'ExtrudeX' machine wants to turn your 3D printing waste into reusable filament, all at home - this Kickstarter project is itself 3D-printable with minimal hardware costs | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/3d-printing/the-extrudex-machine-wants-to-turn-your-3d-printing-waste-into-reusable-filament-all-at-home-this-kickstarter-project-is-itself-3d-printable-with-minimal-hardware-costs

「ExtrudeX」がどういった装置なのかは以下の動画を見るとよく分かります。

ExtrudeX: 廃棄3Dプリントをフィラメントにリサイクルする3Dプリントマシン - YouTube

3Dプリンターを使うとごみが出ます。



そのごみを再びフィラメントに戻せたらいいですよね?



それを実現するのがこの「ExtrudeX」



まず、失敗作やサポート材などのごみを細かく粉砕します。



粉砕できたら新品のプラスチック(バージン材)のペレットと混ぜます。



推奨比率は新品のプラスチックが60%、粉砕してペレット状にしたごみが40%。



電源を入れます。



温度コントローラーで温度を設定。



混合したペレットを右側にあるホッパーに投入します。



PWMコントローラーを操作してDCモーターをオン。



ペレットは内部でかき混ぜられるバレルを通過し、加熱されて反対側のノズルから押し出されます。押し出された直後のフィラメントは柔らかいため、最初だけはピンセットなどで糸をつかみ反対側のプーラー(フィラメントを引き取る装置)へ渡す作業が必要です。



フィラメントがプーラーにかかると、あとはプーラーが自動的にフィラメントを引っ張り続けてくれます。



ノズルとプーラーの間には冷却用ファンが置かれており、フィラメントをすばやく冷まして硬化させることができます。



フィラメントの長さをリアルタイムで監視するためのデジタルダイヤルゲージをつけることも可能。



あとはペレットを投入し続けるだけです。「ExtrudeX」がペレットを溶かしてフィラメントに成形し、プーラーが引き出しを続けてスプール1巻分ができたら回収できます。



「ExtrudeX」の側面にはキャリーハンドルが付いており、持ち運びも可能です。



「ExtrudeX」はクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の2000ドル(約31万円)に対し、記事作成時点では世界中の2400人以上の出資者から約18万1700ドル(約2832万円)の出資が集まっています。

記事作成時点では、49ドル(約7600円)の出資で「『ExtrudeX』のSTLファイルと部材リストなどの設計図一式」をゲットすることが可能。また、69ドル(約1万700円)の出資だと「『ExtrudeX』のSTLファイルと部材リストなどの設計図一式」に加えて「ペットボトルからフィラメントを作ることができる『PETFusion 2.0』のSTLファイル」をゲットできます。さらに、109ドル(約1万7000円)の出資で「『ExtrudeX』のSTLファイルや部材リストなどの設計図一式」の商用利用可能版、129ドル(約2万100円)の出資で「『ExtrudeX』と『PETFusion 2.0』のSTLファイルと部材リストなどの設計図一式」の商用利用可能版をゲットすることが可能です。

なお、出資の締め切りは日本時間で2026年1月1日(木)午後11時32分となっており、出荷時期は2026年1月頃が予定されています。

ExtrudeX - 3D Printable Filament Recycler & Maker by Creative3DP - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/creative3dp/extrudex-3d-print-waste-recycler-and-filament-maker/